3×3EYES サザンアイズ 幻獣の森の遭難者 第2巻の表紙
(引用:高田裕三(著)『3×3EYES<サザンアイズ> 幻獣の森の遭難者』第2巻 表紙)

スポンサードリンク

高田裕三(著)『3×3EYES サザンアイズ 幻獣の森の遭難者』 第2巻

現在WEBマンガ雑誌『ヤングマガジン海賊版』で連載されている『サザンアイズ』の続編・『幻獣の森の遭難者』の第2巻。表紙はゲゲネイスとパイ、そして八雲でした。

s-R1017936
(引用:同上)

また、前巻と同じく巻末には描き下ろしのオマケマンガも掲載されています。

第1巻のレビューはこちら。

甲子美智瑠の正体・ノルマルテの目的

美智瑠の過去と能力の正体が明らかになりました。
彼女は幼い頃から心臓が悪く入退院を繰り返しており、12年前の細胞変質病(シヴァのばらまいたウイルス)により生命の危機にあったのですが、その時助けてくれたのがノルマルテだったのです。

ノルマルテと甲子美智瑠の出会い
(引用:同書 15ページ)

彼の「合成」の能力により、精の強力な怪物と合成され美智瑠の命は助かり、さらに獣魔術まで使えるようになったというのが、彼女が獣魔術を使えることの真相でした。

ちなみにこの時、美智瑠と一緒の病院には千夏や唯華など他のメンツも居たようで、彼女たちは小さい時から一緒にいたこともわかりました。
その彼女たちと10年以上も一緒に過ごしていたノルマルテは、彼女達にとっては父親のような存在といえるでしょう。

そんなノルマルテの目的も判明。
彼の命は砂時計の砂が落ちるまでであり、残りの寿命もそれほど無いようです。
もし彼が死んだ場合、美智瑠を延命している「合成」の能力も失われてしまうため、彼女も一緒に死んでしまうとのこと。

s-R1017938
(引用:同書 198ページ)

そのため寿命が尽きる前に、八雲と美智瑠を「合成」して延命する方法を探るのが彼の目的だったのです。

スポンサードリンク

ゲゲネイスの目的

一方、ノルマルテを利用して何かを企んでいたゲゲネイスですが、彼の目的は死に場所を探すこと。
戦いを至上の喜びとする彼のような存在には、今の平和は生きている意味を感じさせてくれないらしい。
もちろんただ死ぬ気はまったくなくて、戦った上での死を望んでいるのです。

そのため八雲の細胞(右手)をノルマルテの能力によって自身に合成。
八雲の「無限の力」の一部を手に入れることによって、ベナレスと戦って死ぬ気だったようです。

そして八雲の力を手に入れたゲゲネイス。見た目ではだいぶパワーアップしたように見えますが、どの程度の力を持ったのかは2巻の時点ではよくわかりません。

無限の力を手に入れたゲゲネイス
(引用:同書 191ページ)

どっちにしても今の八雲ですら勝てないベナレスに勝てるワケはありませんし、それはゲゲネイス自身もわかっているでしょうから、逆にベナレスと戦うことはなさそうです(消化試合になってしまい、つまらないでしょうし)。
そうなると未だ完全な復活をしていない八雲と戦うでしょうが、どんなバトルを見せてくれるのか、今後に期待したいです。

本編よりも見せ場の多い舞鬼

この2巻では舞鬼の見せ場がいっぱいあって、ファンとしては嬉しかったです。

まずは可愛い舞鬼。

九頭龍将の生き残り、舞鬼ウーカイ
(引用:同書 41ページ)

まさかウコバクと手を組んで八雲を攻撃するとは思ってもいませんでした(もちろん演技ですが)。

続いて新技を披露する舞鬼。

風裂を披露する舞鬼
(引用:同書 77ページ)

小龍という肩に乗っていた獣魔の仇討ちで”風裂”を披露します。
地味な技が多かった舞鬼でしたが、ここへきて派手な技を見せてくれたのが嬉しかったです。
ついでに防御用の技も見せてくれます。九頭龍将らしい多彩な技を持っているようですね。

こちらは啖呵を切る舞鬼。

啖呵を切るウーカイ
(引用:同書 180ページ)

ムシケラと蔑まれてきた自分の気持ちなどわかるはずがないと言うウコバクに、自身もそのムシケラに落とされた経験を持つ舞鬼が反論するところです。
どうせムシケラだからとそのまま腐ったウコバクと、好きな人や世界を守りたいと決意した舞鬼。同じ立場になった二人のまったく異なる結論が出ていて面白いです。

最後は巻末オマケの可愛い舞鬼。

照れるウーカイ
(引用:同書 207ページ)

デヘデヘ言う舞鬼が見られるとは・・・。
買って良かった。

できればカーリーには会いたくないなぁ

第2巻での注目といえば、やはり鬼眼王となったカーリーの再登場でしょう。

月から暇つぶしにやってきたカーリー。
カーリーが問題児なのは敵味方問わず広く知られているようで、まるで腫れ物にでも触るような扱いを受けていて笑えました。

特に八雲は何度も”カーリーには会いたくないなぁ”と言っていて、以前一緒に居てよっぽど懲りたようです(それでもすぐに会ってしまうのが八雲らしい)。

カーリーと八雲
(引用:同書 150ページ)

以前あったオマケマンガでも、ベナレスですら手を焼いているようですし、誰も彼女を止めることはできないのでしょう。
今回もトラブルメーカーの才能をいかんなく発揮。後先考えない一撃で、パリ地下にあったエキドナの召喚用魔法陣を発動させてしまいました。

下手に手を出せばベナレスが来るでしょうし、何もしなければ事態が悪化する一方という、まさに疫病神のカーリー。
果たして彼女を無事に追い返すことができるのでしょうか。

感想

1巻からそれほど間をおかずに発売された第2巻。
せっかく復活したのでできれば長く連載を続けて欲しいのですが、各陣営の思惑もだいたい判明しましたし、なんとなく終わりに向かっている印象を受けます。

ストーリー的には想っていた以上に壮大になってきた印象。先の展開は気になります。

敵キャラとしてはゲゲネイスはどうしても小物に感じてしまって残念。今回八雲の力を手に入れたことでパワーアップしていますが、作中でもベナレスにすぐに殺されるぞと言われたりしていますし、八雲も本調子になったらゲゲネイスなんか敵ではないでしょう。
この辺りは八雲が本編終了後の”強くてコンティニュー”状態ですので、やむをえないかもしれませんね。

後はベナレスの登場に期待ですが、こちらは逆に強すぎますし、そもそもベナレスと戦う動機が八雲たちには無いので、登場したとしても扱いに困りそう。
ただ長年のファンとしては、やっぱり続編でのベナレス登場を楽しみにしてしまいますね。

ところで三只眼の出番がほとんど無いですね。
ベナレスと同様、こちらもファンとしては登場を期待したいところです。