マッキントッシュMA7200 2017年発売の最新プリメインアンプ

オーディオファンの間ではハイエンドオーディオのブランドとして知られている老舗メーカー・マッキントッシュラボ社の新型プリメインアンプ『MA7200』が発売されました。ちょうどアンプの買い替えを検討していた時期でしたので、さっそく買ってきました。

スポンサードリンク

オーディオメーカー・「マッキントッシュ・ラボ」について

マッキントッシュ・ラボ社は、フランク・H・マッキントッシュが1949年にアメリカのワシントンで創業した老舗オーディオブランドです。

日本で“マッキントシュ”といえば、米アップル社のパソコンであるマッキントッシュ (Macintosh)シリーズが有名ですが、オーディオファンにとってのマッキントッシュといえば、米マッキントッシュ・ラボ(McIntosh Laboratory, INC )社を思い浮かべる方が多いと思います。

特徴的なのはアンプのデザインで、漆黒のガラスフロントパネルに浮かび上がるグリーンの文字とブルーのメーターというデザインは世界中のアンプを見渡しても他に類を見ません。

引用:McIntosh MA9000

特に左右にあるブルーのメーターはオーディオファンの間で“ブルーアイズメーター”と呼ばれ、ユーザーの所有欲を多いに刺激するマッキントッシュのアイデンティティとも言えます。かくいう私もマッキントッシュのアンプを選んだのは、この“ブルーアイズメーター”があったのが最大の理由です。

引用:同上

音質面では“マッキンサウンド”と呼ばれる力強いサウンドが特徴で、主にジャズなどと相性が良いとされておりますが、これくらいの価格帯のアンプでしたら、どんなジャンルの音楽もそつなくこなしてくれると思います。

『MA7200』について

今回購入したプリメインアンプ『MA7200』は、マッキントッシュ・ラボ社が2017年10月から発売を開始したばかりのDAC内蔵プリメインアンプで、2013年6月に発売された『MA6700』の後継機にあたります。

引用:McIntosh MA7200

『MA6700』との主な違いはデジタル面で、192kHz/32bitまでだったUSBのデジタル入力がPCM384kHz/32bitまで対応。また、近年のトレンドでもあるDSD256/DXD384kHzにも対応しました。
さらにUSB/TOSLINK/同軸などのデジタル入力部は独立したスロットイン・モジュール”DA1” デジタルモジュールに統合され、将来の新フォーマット登場時にはこのデジタルモジュールを交換することで対応できるようになったとのことです。

引用:同上

その他『MA7200』の仕様については、以下を参考にしてください。

  • 定格出力:200W+200W(2/4/8 Ω)
  • アナログ入力端子:RCAx5 系統、XLRx1 系統、MC/MMx 各 1 系統
  • デジタル入力端子:USB(PCM32bit/384kHz、DSD256、DXD384kHz)x1 系統、
    TOSLINK/ 同軸(24bit/192kHz)x 各 2 系、MCT(CD/SACD)x1 系統
  • サイズ:W 445 mm、H 194 mm、D 559 mm、重量34.1kg

『MA7200』を旧モデルと比較すると、”DA1” デジタルモジュールを含めたデジタル方面を最新フォーマットに対応させたのが大きな特徴であり、それ以外のスペックはあまり変化がないようですので、そこにこだわりが無ければ値下がりするであろう旧モデルのMA6700が狙い目になるかもしれません。

スポンサードリンク

梱包状態~開封

ここからは実際に届いた商品を開封していきたいと思います。こんなに高いオーディオ機器を新品で購入したのは初めてですので、かなり緊張します。

まずは、届いた商品を設置場所となる2階まで運び上げます。が、これが、設置して音出しするまでで一番大変でした。
MA7200は商品そのものの重量がかなりあるため(34.1kg)、梱包状態でもやたらと重いのですが、前面パネルがガラスという商品の特性上かなり厳重に梱包されており、より重さが増しているようです。女性はもちろん、男性でも一人で移動や開梱するのは一苦労でしょう。

結局、私も重すぎて持ち上げて階段を上がることができず、なかば引きずるような形で何とか2階まで上げました。普段、30kgほどのモノを運ぶのには慣れているのですが、それでも相当キツイので無理せず2人以上で運ぶことをオススメします。

自室に到着後、梱包を開けます。

MA7200の梱包
MA7200の梱包

開けると中にさらに箱が入っており、二重に梱包されているのがわかります。

マッキントッシュのプリメインアンプMA7200の梱包
二重の箱に入った梱包

さて、二重箱を開けると、ようやく本体を拝むことができます。

ビニールに入ったMA7200 本体

箱の下部には厚めの板が敷いてあり、アンプ本体と板がネジ止めしてあります。

アンプ本体は板とネジ止め

先に本体をひっくり返してこのネジを外しビニールを取るのですが、ここで問題が発生。2つあるうちの片方のネジがビニールを巻き込んで締められており、ネジを回すとビニールも一緒に回ってしまい、どうしてもネジを外せません。
仕方なくビニールを切って無理やりネジから外したのですが、後で見るとこんな感じでした。

マッキントッシュ アンプMA7200を梱包していたビニールがネジを巻きこんでいる
梱包のビニールを巻き込んだネジ。

おそらく出荷時に本体をビニールで包んでから板とネジで止めているのでしょうが、たまたまビニールを一緒に巻き込んでネジを締めてしまったようです。重たい本体を動かしながらの作業だったので、これを外すだけでかなり疲れてしまいました。

本体と付属品

気を取り直して本体を取り出してみます。前面パネルはガラスなので割れていないか心配だったのですが、大丈夫なようで安心しました。

McIntosh マッキントッシュ MA7200の前面パネル。ブルーアイズメーターやDAC入力の液晶画面などがある
マッキントッシュ MA7200

こちらは本体上面。

マッキントッシュのプリメインアンプMA7200の本体上面
本体上面

前面には“マッキンサウンド”の元となる出力トランス『オートフォーマー』があります。ちなみに、これが無いエントリーモデルのアンプは重量が一気に半分くらいになりますので、本体重量のほとんどの部分が前面に集中していることになります。

本体前面にはオートフォーマーなどがあり、かなり重たい

『オートフォーマー』のアップ。同じものが左右にあります。

マッキントッシュ伝統のオートフォーマー

後方には放熱用のヒートシンクやスリットがあります。隙間から基盤が見えたりしますが、ホコリが入らないかちょっと心配です。

放熱部分

なお、ヒートシンク部分は“マッキントッシュ・モノグラム・ヒートシンク”という新デザインになっております。

ヒートシンクがマッキントッシュのモノグラムの形になっている
ヒートシンクがマッキントッシュのモノグラムになっている

最後は入出力端子が並ぶ背面。スピーカー端子がいっぱい並んでいて、ちょっとビビりました。

MA7200の入出力端子群
MA7200 入出力端子

こちらがデジタル入力端子が集まった”DA1” デジタルモジュール。

マッキントッシュ ma7200で採用されたDA1デジタルモジュール分
DA1デジタルモジュール

将来の新フォーマット登場時には、ここを交換すれば対応できるらしいです。本体を長く使えるような仕様になっているのは嬉しいですね。

付属品はマニュアルと電源コード、リモコンなどです。

マニュアルやリモコンなどの付属品
マニュアルやリモコンなどの付属品

マニュアルには日本語がありませんので、オーディオ初心者にはちょっとハードルが高いと思います(そもそも初心者は購入しないとも思いますが)。せめて簡易でもいいので、日本語マニュアルが欲しかったところです。

リモコンについては、以前見たマッキントッシュの物よりも薄く軽くなっています。

Mclntosh ma7200の付属リモコン
付属のリモコン

手触りは良いのですが、あまり高級感はありません。ボタンの押し心地もイマイチ。また、豊富な入力を切り替えるためのダイレクトボタンがないのは、個人的には大きなマイナス点です(入力切替ボタンを何度も押さなくてはならないため)。

ちなみに、このリモコンで本体の照明や左右スピーカーの個別設定など様々な設定ができます。本体側でもこれらの設定を行うことはできますが、本体の左ダイヤルを押したり回したりとかなり面倒なので、機能設定する場合にはリモコンが最適です。

設置、音出しと感想

本体をスピーカー類と接続して、さっそく音出ししてみました。スピーカーはJBLの「JBL 4312M II WX」です。

アニソンやクラシック・ジャズなどを聴いてみましたが、以前使っていたアンプよりも音が前面に出てきているような力強い印象です。また、聴きなれた曲でも今まで聞こえなかったような細かい音が出ており、これまでよりもずっと臨場感が増していると思います。
まだ数時間しか聴いていませんが、今まで聴いていた音楽がさらに楽しく聴こえるようになった、というのが正直な感想でしょうか。

そして、音にも満足ですが、何よりも本体デザインが素晴らしいです。

マッキントッシュMA7200 2017年発売の最新プリメインアンプ
音楽再生中のMA7200

ブルーに光るメーターが、音楽に合わせて振れるのを見るだけで視覚的にもかなり楽しめます。存在感も圧倒的で、ラックに収めても人目を惹きますね。アンプとしてはかなり高価(本格的なオーディオ機器の中では安価)ですが、やっぱりこれだけでも買ってよかったです。

※11月2日追記:PCとUSB接続した際、ごく一部の楽曲で入力が途切れてしまうことがあります。

前面パネルにある液晶画面では現在の入力ソース(USB 192kHzなど)が表示されるのですが、PC内(Windows 10)のFLACファイルを再生していると、たまに信号無し状態になってしまうのです。
どうやら曲に無音部分(一瞬ですが)があるような楽曲の場合、そこで再生が途切れてしまうようです。音が出だすとまた入力が元に戻るのですが、このアンプはなぜか曲を再生するときに一瞬フェードインするような形で曲が再生されるので、音が無くなったり出てきたりといったことを繰り返して、とても聞きづらいです。

このような症状が出るのはごく一部の楽曲と思われ、現時点で症状を確認しているのは『灼熱の卓球娘』のサントラにある数曲(例:「Fairfight × fielding」など )だけでした。

他にも、例えばクラシックなどには楽曲中に無音に聞こえるようなモノもあるのですが、なぜか症状はでません。また、MA7200にCDプレイヤーを接続し、上記症状がでる曲をCDで再生させてもこの症状はでませんし、再生ソフトやアンプ自体を別なものに交換しても症状はでませんでした。

PCに保存したファイルを再生させるときだけ症状が出るので、PCの専用ドライバに何か不具合があるのかもしれません。一応、ドライバの再インストールやFLACファイルの作り直しも行いましたが、症状は改善されませんでした。
代理店には連絡しているので改善してくれれば嬉しいですが、そもそも当方の環境だけで起きている可能性が高いのであまり期待はしておりません。気長に待ってみたいと思います。

上記のような不具合はありますが、それでもこのアンプは所有欲を大いに満足させてくれますので、これから末永く付き合っていきたいと思います。

参考HP