極黒のブリュンヒルデ 第15巻の表紙
(引用:岡本倫(著)『極黒のブリュンヒルデ』 第15巻 表紙)

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岡本倫(著) 『極黒のブリュンヒルデ』 第15巻

前巻のレビュー記事は以下を参考にしてください。

第15巻の表紙は水着姿の寧子。だんだん胸が強調されてきました。

極黒のブリュンヒルデ 第15巻の表紙
(引用:同上)

カバー裏のキャラ紹介は橘佳奈の姉・美奈。鶏肉が食べられないドジっ子だそうです。

極黒のブリュンヒルデ 橘佳奈のキャラ紹介
(引用:同書カバー裏)

蘇生までのタイムリミット

前回、なし崩し的にカズミと付き合うことになった良太ですが、カズミと一緒に買い物に行ったり学校へ登校したりと結構恋人っぽいことをしています(とまどう良太にグイグイいくカズミという構図ですが)。

そんな二人を見て嫉妬する寧子はストレス発散とばかりに学校で魔法を使い、それをクラスメイトの柏木さんに見られてしまいます。かなり迂闊な行動をする寧子ですが、記憶と一緒に危機感までどこかへいってしまったのでしょうか?

そんな柏木さんは事故に遭い死にかけますが、これは佳奈や寧子、それに初菜のコンビプレイでアフターフォローも含めて事無きを得ました。そしてそこでこれまでハッキリしてこなかった初菜の能力の詳細がわかります。

死人すら生き返らせることができる初菜の能力ですが、そのリミットはどうやら死後数分らしく、それ以上は脳細胞が死んでしまい蘇生させることができないらしい(初菜自身は例外)。

ブリュンヒルデ 初菜の蘇生タイムリミット
(引用:同書 26ページ)

また一人治すとドロドロに溶けてハングアップしてしまうため、同時に二人は蘇生できないとのこと。
なんらかの制限が無いとさすがにチートすぎる能力ですから、これぐらいでちょうど良いのかもしれません。

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あんたのおっぱいを大舞台にたたせてやろうや!

さて良太たちの学校も修学旅行のシーズン。石垣島に行くようですが、これは作者が『エルフェンリート』連載時に担当に連れて行って貰って気に入ったからとのこと。

寧子たちにも行く資格はありますが、それには8万円の旅費をどうにかしなければなりません。
バイト代ではどうにもならない旅費ですが、いつの間にか居た高屋が初菜のおっぱい一揉み1万円の条件を出してきたことから、カズミが初菜を煽りまくります。

初菜を煽りまくるカズミ
(引用:同書 50ページ)

自分が修学旅行に行きたいのと、どうせ初菜が揉まれるのだからいいやといった感じのカズミですが、とにかく勢いが凄すぎるw
結局押し切られる形で高屋におっぱいを揉ませる初菜でしたが、予想外の反応で6揉み残したところでギブアップ。ここの絵面はエロすぎるので載せませんが、ぜひコミックスで確認してください。

家族の再会

初菜の活躍?のお陰で修学旅行へは行けるようになった寧子たち。
そこへ今度は佳奈の姉・美奈と、一緒に行動している記者の男(根井という名前らしい)が喫茶店へお客として登場します。

V機関(ヴィンガルフ)と妹・佳奈の行方を探している二人ですが、未だ行方はつかめず。
そこへ佳奈が喫茶店へやってきます。感動の再会シーンがと思ったら、二人とも顔を合わせません。
しかも佳奈なんて美奈のテーブルへジュースを持っていっているのにそれでも気づかない美奈。二人の様子がまるでコントのようで見ていて面白かったです。

姉妹の再会のはずがギャグになっている橘姉妹
(引用:同書 67ページ)

結局、佳奈と顔を合わせずに店を出る美奈と根井。ここまで来て再会せずに終わるのかと思ったら、バッグを忘れて店に戻った美奈が今度こそ佳奈と鉢合わせします。

極黒のブリュンヒルデ 再会する佳奈と美奈
(引用:同書 72ページ)

喜びのあまり抱きしめる美奈ですが、家族の記憶のない佳奈は戸惑うだけ。さらに自分たちに関われば命の危険があると考えたためか、かなりそっけない態度をとってしまいます。
しかし仲間たちの説得と、美奈と二人だけで話しをすることで少しだけ心を開いた佳奈。良い雰囲気になったところで、一緒に石垣島へ行くことになりました。

待ち望んだ“普通の生活”と宣戦布告

佳奈を含め、結局全員で石垣島へ行くことになった良太たち。
美味しい料理と見たことも無いようなキレイな海にはしゃぐ姿は、まさに寧子たちが望んだ“普通の生活”そのものといった感じで、これまでの読者には感慨深いものがありました。

極黒のブリュンヒルデ 魔法少女たちの日常
(引用:同書 171ページ)

ただし柏木さんが寧子を超能力者ではないかと疑っていたり、小鳥が死んだ時も直前まで海で日常を謳歌していた事から、今回もよからぬ事が起きるのではと気にする面々。
残念ながらこの予感は的中してしまうことに・・・

修学旅行二日目の夜、アメリカ大統領が全世界へ向けて会見をするという情報が入ります。
まさか宇宙人のことを公表するつもりかと緊張する一同。
小五郎と最近連絡が取れないことを気にしていた良太ですが、宇宙人の受精卵が分割されている可能性があることから楽しい旅行の雰囲気は一気に不穏な空気への変わります。

そしてそれはその通りで、アメリカ大統領は小五郎がNASAへ送った宇宙人のサンプルから宇宙人が実在するということを発表するつもりだったのです。
これは宇宙人に関する情報を握っているヴィンガルフへの宣戦布告を狙ったもので、行動だけみれば小五郎が良太を守ろうとしているようにも取れます。

そして始まるアメリカ大統領の会見。予定通り宇宙人が実在することを発表しようとしますが、その直後、アメリカ大統領の首が吹っ飛びホワイトハウスが爆発します。

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(引用:同書 186ページ)

もちろんこれはマキナの仕業。これまでは自分達の存在を隠してきたヴィンガルフでしたが、これで世界へ宣戦布告したことになりました。
穏やかな日常から急転直下、いきなり緊迫した事態となってしまった修学旅行。
果たして良太たちは、全員無事に帰ることができるのでしょうか?

感想

今回ギャグとシリアスのバランスが素晴らしく、15巻にして面白さが加速しているように感じました。
特に初菜のおっぱい揉みから美奈と佳奈の再会は、この作者でないと書けないような絶妙なバランスだったと思います。

ストーリーについていえば、アメリカに喧嘩を売ったヴィンガルフがどうなるのか気になりますね。
これまで日本では敵なしの彼らでしたが、さすがに超大国を相手にするとなると、多勢に無勢のような気がします。
もっとも彼らの存在がバレているわけではないでしょうから、まだまだ有利なのには変わりないでしょうが。

あとは小五郎の真意でしょうか。良太を守ろうとしているような描写はありますが、何しろ前回人を殺していますからまったく信用できません。
また、美奈が言っていた佳奈が失踪する直前に言っていたという“宇宙人に会いに行く”というセリフ。寧子の時もあったセリフですからそろそろこの謎も明かされることを期待しています。