BD版「これが本当のアンツィオ戦です」のジャケット写真。アンチョビ・カルパッチョ・ペパロニが登場
『これが本当のアンツィオ戦です!』のジャケット写真

ガールズ&パンツァーの新作OVA『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です! [Blu-ray]』(AA)を買ってきましたので簡単にレビューを。
ジャケットにはアンチョビちゃんが初登場。さらに両脇にはマンガ版のみ登場していたカルパッチョと、OVAでの新キャラ・ペパロニが描かれております。

TVアニメが2013年3月に終了して以来の、久々の新作ガルパンとなりました。

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ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です

TVアニメでは不遇のキャラとなったアンチョビ率いるアンツィオ高校と大洗女子の戦いが、OVAとなって発売されました。
TV放送終了から約1年半が経過してからの、まさかのアンツィオ戦はアンチョビファンとしては嬉しい限りです。

ちなみにOVA発売に先立ち、本編はいくつかの劇場で公開もされました。こちらはその劇場チケットとアニメイト特典のワッペンです。

「これが本当のアンツィオ戦です」の劇場チケットとワッペン

でも結局、劇場では観られませんでした。残念。

仕様

 <映像特典>
・不肖・秋山優花里の戦車講座~イタリア戦車編~
・イベント映像ダイジェスト
(2013年11月17日 大洗あんこう祭/2014年3月30日大洗海楽フェスタ/2014年5月3日 マチ★アソビ vol.12)
・PV・CM集
・ノンクレジットED
・OVA劇場本予告
・劇場版特報

<音声特典>
☆キャストコメンタリー
<出演:渕上舞(西住みほ役)、吉岡麻耶(アンチョビ役)、早見沙織(カルパッチョ役)、大地葉(ペパロニ役)>
☆スタッフコメンタリー
<出演:水島努(監督)、丸山俊平(アニメーションプロデューサー)、湯川淳(チーフプロデューサー)>
☆ミリタリーコメンタリー
<出演:鈴木貴昭(脚本・考証・スーパーバイザー)・岡部いさく(軍事評論家)・吉川和篤(ミリタリー監修)・杉山 潔(プロデューサー)>

引用元;ガールズ&パンツァー公式HP

パッケージ版のガールズ&パンツァーでお馴染みの「センシャラウンド」ですが、TVシリーズのBD版では2.1ch(ステレオとサブウーファー)でしたが、今回のOVAではそれに加えて4.1ch(ステレオ・サブウーファー・センタースピーカー・モノラルのリアスピーカー)が収録されております。サラウンド環境がある方はぜひ試してみてください。

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ジャケット・付属品

私は普通のBlu-ray版を選択しましたので、店舗特典は特にありません。今思うとAmazon限定でも選んでおけば良かったかも。

こちらはおなじみの「鑑賞の手引き」。試合後、大洗女子と仲良く食事するアンツィオ高校が描かれております。
このイラストだけでも、アンツィオ高校のノリの良さが伝わると思います。

ガルパンOVAの鑑賞の手引き表紙イラスト

内容は、アンツィオ高校のキャラ紹介・保有戦車のデータや解説・3Dモデルや設定資料、またイタリアがどんな国かといったことが、約40ページにわたって書かれておりました。イタリア戦車は実際の資料も少ないということなので、イタリア戦車のプラモなんかを作る人にはいい資料になるのではないでしょうか。

こちらはガルパンで作画監督などを務める、すぎもといさお氏による自選の修正原画集。

「アンツィオ戦です」の特典であるすぎもといさお氏の修正原画集

本編でのいくつかのカットと解説が載っております。

本編

アバン及び前半ではアンツィオ高校とキャラがどんな人間だったかが描かれております。
アンチョビちゃんは「ドゥーチェ」と呼ばれ皆から慕われており、やんちゃなアンツィオ高校の面々を引っ張っていく、姉御肌なキャラクターになっております。

制服姿で演説をするアンチョビちゃん
アニメ『これが本当のアンツィオ戦です!』から引用

なおアンチョビちゃんの人物描写についてはガルパンのマンガ版において先行して描かれておりますが、こちらはOVAとはかなり異なり勝利こそが全てというキャラで、勝利よりも仲間を優先した西住みほに敵意を剥き出しにしていてみほの戦車道を「弱い」と見下しておりました。

マンガ版のアンチョビちゃんは、敵としてのわかりやすさを重視したためあのような人物描写になったようなのですが、みほに対する態度が他のライバルキャラと違いすぎて正直あまり好きではなかったです。

それと比べるとOVA版のアンチョビちゃんは試合では厳しく終われば友好的というアニメの世界観と違和感の無い姿になっており、こちらの性格のほうが個人的には好みです。

ピースサインをするアンチョビちゃん
同上

後半は試合。OVAだけあって力が入っていました。特に至近距離でぶつかり合うカバさんチーム率いるIII号と、アンツィオ高校のカルパッチョが駆るセモヴェンテの一騎打ちは、もしTVだったらできなかっただろうなというくらい迫力がありました。

ガルパン Ⅲ号とセモヴェンテの一騎打ち
同上

カルロ・ヴェローチェも「豆戦車」らしくちょこまか動き、やられてもやられてもすぐに復活するという、実に鬱陶しい活躍をしてくれました。

ただ試合自体は、最初こそ意表を突かれた大洗でしたが、その後は敵の動きを冷静に分析し、終始有利に試合を運んでいました。全国大会で唯一、大洗女子と同じように限られた物量しか持たないアンツィオ高校でしたが、それだけに指揮官の優劣の差が如実に出ていたように思えます。

危なげ無い試合で大洗女子の勝利となりましたが、上記Ⅲ号のように魅せるシーンが多かったので中だるみはなかったです。
なお「鑑賞の手引き」によれば、このアンツィオ戦で大洗女子が苦戦するシーンがなかったのは、後のプラウダ戦に繋げるためだったそうで(アンツィオ戦に余裕で勝利したため慢心し、プラウダ戦でそれが仇になってしまう)、ちゃんとTVとの整合性を考えての試合展開だったそうです。

アンチョビちゃんが決勝前に現れなかったワケ

さて、アニメ本編では大洗女子対黒森峰との決勝戦前に、みほの元にこれまで対戦したライバル校が激励に来るシーンがありました。
が、アンチョビちゃんだけは現れなかったので、試合にボロ負けしたために来れなかったのかなと勝手に思っていたのですが、その理由がOVAにて明かされました。

実はアンチョビちゃんはアンツィオ高校の面々と一緒に大洗女子の応援のため、誰よりも先に会場入りしていたのでした。

決勝戦前夜に会場にやってきたアンツィオ高校とアンチョビちゃん
同上

しかし時間があまりにも早すぎたため、待っている間に宴会を始めてしまいます。

すぐに宴会を始めるアンツィオ高校の面々
同上

そして決勝戦当日の朝、そこには宴会の疲れからか、そこら中で寝ているアンツィオ高校の姿が・・・

寝過ごしてしまったアンチョビちゃん達
同上

マントに包まって寝ているアンチョビちゃんが可愛すぎる。
結局目が覚めたのは決勝戦が終わった後で、アンチョビちゃん達が大洗女子に会うことはないのでした。
しかし会場アナウンスやら砲撃音やらでうるさい中、よく熟睡できたものだと感心します。

というワケで、アンチョビちゃんが激励に来なかったのは、単に寝坊しただけだったようです。

感想

アンチョビファンとしては待望のOVAとなった『これが本当のアンツィオ戦です』ですが、結末がわかっている物語が面白いのかなと発売前は不安でした。

が、実際観てみるとすんなり物語に引き込まれ、気づいた時には本編が終わっているというくらいのめり込んでいました。

魅力的なアンツィオ高校の面々や、テレビでは明かされなかったアンチョビちゃんの人物描写。
また、大洗女子側も本編のその後を補完するシーン(みほに話かけようとするねこにゃーや自動車部のシーン等)もありましたので、サンダース大付属戦の後にすぐ観ても違和感が無いんじゃないかというくらい、物語的にはスムーズだったと思います。

ガルパンファンやアンチョビファンの方なら絶対満足できると思いますので、一度は見てほしい作品です。

キャプチャ引用元:OVAアニメ『これが本当のアンツィオ戦です!』
©GIRLS und PANZER Projekt