ゴールデンカムイ第3巻の表紙は土方
引用:野田サトル(著)『ゴールデンカムイ』 第3巻 表紙 集英社発行

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野田サトル(著)『ゴールデンカムイ』 第3巻

『ゴールデンカムイ』の3巻を買ってきましたので、ネタバレ含め感想を。
第2巻は以下の記事でレビューしてます。

第3巻では第18~27話までを収録しております。

表紙は新選組・鬼の副長こと土方歳三。
見た目は老いていますがその中身は凶暴で、作中でも最強キャラの一人になっております。

ゴールデンカムイ第3巻の表紙は土方
(引用:同上)

カバー裏の衣装はチンチリ(チヂリ)というらしい。良く本なんかで見ますね。

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(引用:同書カバー裏より)

死に場所を求める?土方

さて土方ですが金塊を手に入れるために、第七師団に対抗する仲間を探している様子。

そこで目をつけたのは盗賊団のあらくれ者をまとめている渋川善次郎。
兵隊の頭数と彼の統率力が欲しいということで金塊を餌に彼を仲間へ誘いますが、向こうにその気はなく即座に戦闘状態に・・・

数で勝る相手にまったく臆することがない土方
(引用:同書 68~69ページ)

狭い室内で大立ち回りをする土方。
鬼と呼ばれるだけあって、容赦なく敵を殺していきます。
やはり彼は作中でも突出した戦闘能力を持っているようです。

ただ現在までのところ彼の部下についての描写があまりないのが残念。
2巻で仲間にした牛山と資金調達をしてくれた永倉新八ぐらいしか出番が無かったので、今後に期待したいと思います。

その永倉新八が今の土方を見て、まるで死に場所を探しているようだと言ったのが印象的でした。
果たして土方は北海道の独立を本当に果たせると思っているのか、それとも永倉の言う死に場所を求めているだけなのか。
彼のクライマックスあたりで明かされるのではと期待しております。

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第七師団から脱出

さて、前回第七師団に捕まってしまった杉元ですが、そんな彼の元へ”脱獄王”と呼ばれた白石がその異名どおりの身体能力を発揮して、彼を助けにやってきて彼の拘束を解きます。

その直後、前回杉元を拷問士逆に痛めつけられた例の双子がやってきます。
その片割れが杉元を殺そうとしますが、拘束を解いていた杉元は一瞬の奇襲作戦によりこれを撃退。
その後、巧妙な工作とアシㇼパさんの手助けにより鶴見中尉たち第七師団のアジトの脱出に成功、そして今回の件で仲間になった白石とともに雪山に隠れるのでした。

杉元の機転で脱出
(引用:同書 26ページ)

鶴見中尉は杉元に一杯食わされたわけですが、彼が刺青はもちろん、杉元を諦めるとも思えませんので再登場はそんなに先の話しではないでしょう。

”悪夢の熊撃ち”二瓶鉄造

今回新キャラとして熊殺しの二瓶が登場。

悪夢の熊撃ち二瓶鉄造
(引用:同書 92ページ)

以前登場した第七師団の谷垣を助けたことで、彼と一緒に行動しているようです。

熊撃ちの猟師として一流の腕を持つ彼は、谷垣から話しを聞いた白い狼(レタら)に興味を持ったらしく、レタㇻを狩るため雪山で彼を探し回ります。
彼はこれまで一度も狼を狩ったことがないので、最後の狼であるレタㇻをどうしても狩りたいと、執拗にレタㇻを追い回すのでした。

その二瓶ですが、彼もイレズミ囚人の一人でした。

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(引用:同書 152ページ)

ある事件をおこしたために収監されていた二瓶。
しかし彼は金塊が目当てではなく、山で生きてきたマタギとして死ぬときも山で死にたいという考えで脱獄したようです。

レタㇻの危機

レタㇻを探して雪山を歩く二瓶と谷垣ですが、そのレタㇻの縄張りを見つけたため夜通し見張ることに・・・・
しかし頭の良いレタㇻに一杯食わされてしまいます。

そこで今度は狼の習性を利用して、逆にレタㇻを罠にかけることにした二瓶たち。

レタラを罠にかける二瓶
(引用:同書 181ページ)

その罠にはまってしまい、絶体絶命のレタㇻ。
その危機を救ったのは、二瓶の様子を伺っていたアシㇼパたちでした。

まさに間一髪のところで助かったレタㇻですが、杉元たちは二瓶と対峙することに・・・
杉元は金塊の手がかりを得るため、アシㇼパさんはレタㇻを守るためにそれぞれの戦いが始まります。

恒例の食事シーン

『ゴールデンカムイ』の大きな魅力の一つでもあるアイヌの豆知識や料理は、この3巻でも数多く登場します。
豆知識については細かいところまで作中で語られておりますし、画もあってとても読みやすいので本書で確認してください。

料理については恒例のチタタプの他、鹿の肺や脳みそを食べる杉元たち。
あまり美味しそうではありませんが、実際食べてみると旨いかもしれません。

あとは白石の提案で食べた桜鍋。
ここでアシㇼパさんはオソマ(うんこ)だと想っていた味噌の美味しさを初めて知ります。

オソマを食べるアシリパさん
(引用:同書 49ページ)

また食べるときの顔が面白すぎますねw
食事には貪欲なアシㇼパさんですから、これを機に味噌を使った料理にハマったりするんじゃないでしょうか。

続いて熊撃ちの二瓶も”二瓶ゴハン”を披露してくれます。

ニヘイゴハンを披露する仁瓶鉄造
(引用:同書 108ページ)

まずは熊の心臓焼き。
心臓の丸焼きですが、血が旨いらしいです。

続いて血の腸詰め。
ソーセージみたいになった熊の血が美味しそうです。

北海道には熊料理を提供してくれるお店もあるので、こんなに美味そうなら一度くらいは食べてみたいですね。

いつもながらギャグみたいな食事描写ですが、このマンガに登場する料理はいちいち美味しそうなので、夜に読むとお腹が空いてしょうがないです。

感想

1・2巻の面白さがそのまま3巻にも続いていますので、前2巻が面白かった方は迷うこと無く3巻も読んでみると良いでしょう。

ストーリーも進んでおりますし、アイヌ料理や豆知識も詰め込まれている非常に密度の濃い巻となっております。
未登場の囚人の数を考えるとまだまだ先は長そうですが、完結したらぜひアニメ化してもらいたいですね。

※第4巻が発売。レビューは以下から。