アイアムアヒーロー 第18巻 表紙
(引用:花沢健吾(著)『アイアムアヒーロー』18巻 表紙 小学館発行)

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花沢健吾(著 )『アイアムアヒーロー』 第18巻

最新18巻のネタバレ感想。第18巻では第205~216話までを収録しております。

第17巻の感想は以下の記事を参考にしてください。

表紙は17巻で登場した浅田教の教祖・浅田くん。ヘリを操縦できる(かもしれない)重要人物です。最も彼はこの巻には登場しませんが。

アイアムアヒーロー 第18巻 浅田教の教祖・浅田くん
(引用:同上)

とりあえずの目的地

18巻では全編通して英雄と比呂美の関係についてで、本筋はほとんど進みません。

小田さんが死んでしまい、二人だけとなってしまった英雄と比呂美。
自転車で二人乗りしながら高速道路を走っていますが、基本的に比呂美が自転車を漕ぎ、ZQNが現れれば英雄が対処する役割のようです。

体力的には一度感染者となった比呂美のほうが圧倒的にあるようですし、理にかなった分担の気がします。

さて、二人の目的地ですが、どうやら比呂美の母親が豊島区の病院にいるようなので、そこを目指すようにしたようです。

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英雄の生きる理由

さて、小田さんのことでは無様な姿をさらした英雄ですが、ここで英雄は生きる目標とやらを話しだします。

英雄の生きる理由
(引用:同書33ページ)

それは”比呂美を第一に考える”というもの。
ちょっとした事でアッサリと小田さんが死んでしまったため、比呂美だけは守りたいと強く感じたというのもちろんあるでしょうが、小田さんと比呂美の間で揺れていた気持ちが定まったようにも見えますので、実質告白みたいなものでしょうね。

いずれにせよ二人の間には障害も無いので、この後の展開もなるべくしてなった感じです。

英雄の覚悟を確認する比呂美

上の英雄の話しを聞いてちょっと恥ずかしくなった比呂美。そこで二人はお酒を飲もうとなります。そして見つけた改装中のスーパーでお酒を(勝手に)持ってきて海辺で飲むことに。

飲み始めると、比呂美はだいぶお酒に強いようですが、英雄のほうがかなり酔っ払ってしまっています。
酔った勢いもあり、比呂美と”したい”という英雄。それに対して比呂美は英雄に【覚悟】はあるかと問いただします。

要は自分と結ばれれば感染するかもしれないと比呂美は言っているのですが、英雄はこれに対して”もし自分が感染したら自分を殺してくれ”を言い放ちます。

アイアムアヒーロー 比呂美に覚悟を問われ答える英雄
(引用:同書76ページ)

これって以前、小田さんが英雄に言ったのと同じことですよね。
結局、英雄は小田さんを手にかけることはできなかったわけですが、もし英雄が感染した時は比呂美が手をくだすことになるのか、ちょっと興味があります。

結ばれる二人

英雄の覚悟を聞いた比呂美。すでにその気があったわけですが、その後、めでたく英雄と結ばれることになります。

アイアムアヒーロー 英雄と結ばれる比呂美
(引用:同書120~121ページ)

こうして正式に付き合うことになった二人。
出会いからここまで実に長かったわけですが、仮に小田さんがいたとしてもいずれはこうなったと思いますね。

ところで英雄と比呂美が結ばれている間、二人は共通して不思議な映像を見ます。

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(引用:同書124ページ)

以前、クルス編でもでましたし、英雄が正体不明のZQNに食われたときにもこんな描写がありました。
一体これが何を意味しているのか、本誌のほうでは少しずつ解明されていますので、コミックスでも楽しみにしています。

不気味なZQN

ところで海辺の英雄と比呂美の背後で、あの巨大なZQNの集合体が何度か登場しています。

まるで背景のようにいる巨大ZQN。英雄と比呂美はまったく気づいていない
(引用:同書168~169ページ)

まるで日常風景のようにいますけど、明らかに異常ですよねコレ。
大きな声で喋っている二人をまったく無視する巨大なZQNですが、何故か英雄たちの周りをウロウロしています。

英雄たちが気づかないのも不自然ですね。
以前、小田さんが死んだ直後にこの巨大ZQNを見ている英雄たちですが、その時は大きな音がしていました。
が、今回これだけ近くにいるのにまったく音がしないというのはどんな理由なんでしょうか。

いきなりの絶体絶命、そして新たな道を進む二人

さて、コトが終わって英雄が外に出ると、すでに辺りは真っ暗に。外に出ると、先に海岸に出ていた比呂美のところへ行きます。

そして海を見ながら取り留めのない会話をする二人の前に、一隻の船の明かりが見えます。
こちらの光に反応するところを見ると、どうやら生きた人間が船に乗っているようです。

英雄たちの前に生きた人間が出てくるのは久々。さっそくそちらに向かおうとすると、先ほどから居た巨大ZQNが突然襲い掛かってきます。急いで自転車に乗って船に向かって逃げる二人。

巨大な合体ZQNから自転車で逃げる英雄と比呂美
(引用:同書176~177ページ)

ここのコマですが、疾走感・絶望感が出ていて巣晴らしかったです。

とにかく必死に自転車を漕ぐ英雄でしたが、巨大ZQNだけでなく周りに居たZQNまで寄ってきていきなり大ピンチに。

そこで比呂美が英雄の銃でZQNに反撃。一時的に勢いが落ちた隙を突いて、一気に船へと飛び出します。
間一髪、船に飛び移ることに成功した二人。これまで車や自転車で陸を移動していた英雄たちですが、次回から海上を移動することになりそうです。

ここで18巻は終わり。次巻19巻は2016年2月ごろ発売予定です。

感想

第18巻は全編通して英雄と比呂美の関係を描いたものになりました。
今後の展開を考えると前段階として必要だと思いますが、いかんせん長すぎるような気がします。

新キャラなどがたくさん登場した17巻は結構面白かったのですが、それに比べると主人公サイドとはいえ退屈でした。

その分19巻はかなり物語が動くはずですので、ここまできたらガマンするしかないかなーと思っています。

※第19巻が発売されました。レビューはこちら。