かぐや様は告らせたいのコミックス第5巻の表紙
引用:赤坂アカ(著)『かぐや様は告らせたい』 第5巻 表紙 集英社 2017年4月発行

累計80万部突破の大人気ラブコメ『かぐや様は告らせたい』の最新コミックスが発売されたので感想などを。今回は夏休み編を完全収録しております。

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赤坂アカ(著)『かぐや様は告らせたい』 第5巻

天才たちの恋愛頭脳バトルを描いたヤングジャンプの人気ラブコメ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦』(AA)第5巻が本日発売されました。

コミックスは5巻累計で80万部を突破しているとのこと。2016年10月に発売されたコミックス3巻時点で20万部でしたから、わずか半年で4倍というまさに大人気の作品となっております。

同じ掲載誌に連載されている『干物妹!うまるちゃん』が(たしか)30~40万部ぐらいでアニメ化していたハズですから、人気的にはいつアニメ化してもおかしくなさそうな勢いです。

5巻では夏休み編と新学期の話として、第41話~50話までを収録。
表紙は四宮かぐやと白銀御行の二人。こうやってみると、恋人同士の自撮りシーンに見えます。

かぐや様は告らせたいのかぐやと白銀の2ショット
引用:同上

男を見せる白銀

夏休みに突入した白銀たち。さぞかしイベント盛りだくさんのキャッキャウフフな夏休みを送るのかと思いきや、プライドの高い白銀とかぐやはお互いがお互いを誘うのを待つだけでそもそも会うことすらしていませんでした。

開始2ページですでに夏休みも半月が過ぎており、その間かぐやは白銀が誘ってきた時の予定表を作り、白銀はかぐやにメールを送ろうとしては消すを繰り返すだけという、まったくもって無駄な夏休みを過ごしていたのでした(もちろん勉強やバイトなどやるべきことはキッチリやっている二人ですが)。

普通の男女なら夏休みのほうが距離が縮まったりするのですが、プライドが高いだけでなく誘ったら負け、という思考の二人にとっては、顔を合わせる口実が無くなってしまう夏休みは逆に距離が離れてしまうようです。

このまま夏休みが終わってしまうのかと思われましたが、最初で最後のビッグイベント・花火大会が開催されることになり生徒会一同が集まる事になりました。

それを本当に楽しみにしていたかぐやでしたが、家の都合であっさりキャンセルさせられてしまうハメに・・・
さすがにふさぎ込んでしまうかぐや。しかし、みんなと一緒に花火を見たかったという彼女のほんの些細なシグナルを密かに受け取った人物がいました。それがこの男・白銀御行。

かぐやの思いを密かに受け取った白銀
引用:同書 82ページ

このシーン、カッコ良かったですね。男を見せろと応援したくなりました。一方、かぐやのほうも腐ってばかりではなく、早坂の励ましで一念発起します。

かぐや様をうまく操縦する早坂
引用:同書 87ページ

早坂にうまく操縦されている感のあるかぐやですが、このさい元気になれればそれで良いのです。
花火大会の終了が迫る中、早坂の協力を得て家を抜け出し、会場まで走って行くかぐや。恋や愛といった感情はいったん置いて、みんなと一緒に花火を見ることだけを祈って走るかぐやの姿は、これまたこのマンガ屈指の名場面でした。

そして、遂にかぐやは花火大会の会場にたどり着いたのでした。しかし、ようやく着いた会場では無情にも花火大会は終わっており、白銀たちの姿もありません。
”みんなで花火が見たかった”と一人泣くかぐや。そこへ突如、白銀が現れます。

「かぐや様は告らせたい」屈指の名シーンである白銀御行の宣言
引用:同書 98ページ

”だったら俺が見せてやる”は、この場面では最高にカッコイイセリフですね。
描写はありませんでしたが、ここまで色々苦労してかぐやを探し出した白銀。その後はみんなで一緒にとある賭けに出るのですが、せっかくなのでそれはコミックスを読んでのお楽しみということで。

この花火大会のお話しは第44~45話「花火の音は聞こえない」だったのですが、このタイトルも最初と最後でまったく意味合いが変わるようにできており、非常にうまいタイトルだと思いました。

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くぷぇーーーーーーーほ

ところで、この作品で個人的に一番気に入っているキャラが、かぐやの侍女を勤める早坂愛です。

かぐや様は告らせたい 第3巻の表紙は早坂愛
引用:赤坂アカ(著)『かぐや様は告らせたい』 第3巻 集英社 2016年10月 表紙

アイルランド人のクオーターである早坂愛は名家・早坂家の娘であり、父は四宮かぐやの名付け親にして四宮グループの幹部・母は四宮かぐやの乳母とのこと。
早坂自身は生まれたばかりの頃はかぐやとともに育てられ、7歳で正式な主従関係となりましたが、かぐやとは何でも話すことの出来る姉妹のような間柄です。

元々優秀なかぐやの侍女だけあって早坂自身もあらゆる面で優秀なのですが、わがままだったり面倒くさい事も多いかぐやを陰ながらサポートする彼女の気苦労は計り知れません。

そんな彼女の苦労の一端が今回もまた明らかになるのですが、そんな中でも白銀のことで一喜一憂するかぐやのことを内心うらやましく思っているような描写がありました。

かぐやのような恋愛にあこがれる早坂愛
引用:同書 41ページ

白銀に恋をしているかぐやを日々サポートしている彼女ですから、こう思うのも不思議はないでしょうね。
そんな彼女が恋をするとしたら一体どんな相手になるのか。セオリー通りなら白銀ということになるでしょうが、意外と苦労人である石上と仲良くなったりするかもしれません。

ところでお風呂に入った早坂が言ったこのセリフ。実に意味不明ですが、いつもこんなこと言っているんでしょうかw

四宮家の侍女・早坂愛の入浴
引用:同書 33ページ

オマケ

あと、幕間に登場するこの子はいい加減不憫すぎるので、どうか救いの手を差し伸べてやってください。お願いします。

かぐや様は告らせたいの名モブキャラ。半分ストーカーみたいになっています。
引用:同書 5ページ
かぐや様は告らせたいの名モブキャラ
引用:同書 167ページ

感想

結構ひっぱるかと思っていた夏休み編がわりとあっさり終わってしまって、本誌を読んでいる時は少々肩すかしを食らったのですが、コミックスで読んでみると逆にクドクドしていなくて丁度良いあんばいでした。

無駄な引き延ばしがなかったのと「花火の音は聞こえない」の話しが素晴らしかったので、少ない話数でも満足度が高かったのかなと思います。

また、若干シリアス寄りだった「花火の音は聞こえない」の後の新学期編は作風が変わってしまうかもと少し心配だったのですが、完全にいつもの『かぐや様は告らせたい』だったので安心しました。
人気も安定しているようですので、このままアニメ化まで一気にいってほしいですね。