上野さんは不器用 第2巻の表紙
引用:tugeneko(著)『上野さんは不器用』第2巻 表紙 白泉社 2017年5月発行

恋する天才発明少女・上野さんが、好きな後輩男子にアピールするラブコメマンガ『上野さんは不器用 』の第2巻が発売していたので簡単にレビューなど。

スポンサードリンク

tugeneko(著)『上野さんは不器用』 第2巻

上野さんは不器用 』(AA)は、ヤングアニマルで連載されているtugeneko先生によるラブコメマンガです。
私はヤングアニマルは読んだことがなかったので『上野さんは不器用』 もコミックス1巻が出るまで知らなかったのですが、tugeneko先生の作品は以前、週刊アスキーで連載されていた『彼とカレット。』(AA)や、それ以前にWebに出ていたパワプロくんのマンガが好きだったので購入しました。

『彼とカレット。』ではラブコメ要素がほぼなかったので『上野さんは不器用』はちょっと不安だったのですが、tugeneko先生独特の間や下ネタは健在で安心しました。ヒロインも以前の作品には無いタイプでしたので、毎回楽しませてもらっております。

そんな『上野さんは不器用』の第2巻では、第11話~20話までが収録されております。

表紙は科学部部長の上野さんと、後輩の山下。

上野さんは不器用 第2巻の表紙は天才科学者中学生上野さんと後輩の山下
引用:同上

天才発明少女の憂鬱

ヒロインの上野さんは中学3年生で科学部の部長。同じ部活の後輩・田中に恋をしています。
しかし、素直に”好き”と言えない上野さんは、日々創る画期的な発明品を使って田中にアピール。何とかして田中に、自分の気持ちを気づいてもらおうと奮闘しますが、驚異的な鈍感さを持ち、何事も遠慮しない田中にいつも苦戦します。

スカートの中に手を突っ込まれて慌てる上野さん
引用:同書 97ページ

そんな上野さんにも味方がいまして、同じ部活にいる後輩の山下は上野さんの気持ちを知ったうえで様々なアシスタントをしてくれます。

お漏らししてしまった山下
引用:同書 122ページ

田中のことになると暴走気味になってしまう上野さんを止めたり後押ししたりする山下は実に良い友人です。その代わり、田中へのアタリは相当キツいですけれど・・・・

基本的には、上野さんが発明品を作り、それを使った田中へのアピール作戦を山下と一緒になって考え実行するというのが毎回の流れとなっております。

スポンサードリンク

発明品の数々

毎回、画期的な発明品を創る上野さん。登場する発明品は、どれも凄いモノばかりです。

いくつか紹介しますが、例えばガラクたん。一見潰れたペットボトルですが、フタを右回しすると銀河から湧き出るという水がペットボトル内を満たします。

上野さんの発明品、銀河から水がわき出てくるガラクたん
引用:同書 4ページ

原理は意味不明ですが、水不足を一気に解決できそうな発明品。これを使って田中との間接キスを狙います。

続いて、中3女子が半日履いていたニーソックス。おもむろに脱ぎだして、それを田中に被せようとする上野さん。

上野さんの発明品、無限に水を吸収するアンダーウエア
引用:同書 20ページ

この”アンダーゥエア”という発明品は、水をどこまでも吸収する超吸収速乾性能を持っており、その吸収力は川に入れれば干上がってしまうほど驚異的なもの。これを田中に被せて間接的な服従を強いていきます。

これ以外にも様々な発明品が毎話登場し、それを駆使して田中にアピールしようとする上野さん。しかし、これら画期的な発明品の数々を使ったアピール方法も、鈍感な田中にはほとんど通じなかったりします。

というか、田中がまるで空気というか、いくら上野さんが押してものれんに腕押し状態で反応が非常に薄いのがうまくいかない原因の一つなんでしょう。作中で”吸音材”なんて呼ばれている田中ですが、まさにそんな感じです。言葉だけのアピールでは限界があります。

じゃろがい上野さんと吸音材の田中
引用:同書 103ページ

だからこそなんでしょうか、基本的に上野さんのアピール方法は肉体的接触を試みる方法が多いのです。

ただ、普段はリアクションが薄い田中なんですがたまにグイグイくることがあり、そんな時の上野さんは羞恥心が邪魔をして自爆してしまいます。自分から誘っておいて、イザ来られると慌ててしまう上野さんは実に可愛らしいですね。

グイグイくる田中に動揺する上野さん
引用:同書 96ページ

また、積極的な上野さんも、もちろん可愛いかったです。

寝ている田中に迫る上野さん
引用:同書 108ページ

えっちな気分になるかどうかを聞いてるんだよ?

第2巻では新キャラとして、水泳部部長の北長さんが登場します。
この子も中々に個性的で、上野さんの発明品を試すため田中の目の前でいきなり全裸になったりします。

上野さんは不器用の第2巻で登場した新キャラの北長さん
引用:同書 65ページ

上野さんの発明品を信頼しているのか田中をからかっているのか、おそらく両方ですが基本的に上野さんを心配しての行動のようです。しかし、もし上野さんのライバルになるのだとしたら、かなりの強敵になりそうです。

お次は、上野さんがタイツから生み出した非生命体のペット・タモン。人体からの老廃物をエネルギーとしているのでよく上野さんに抱きついています。

びしゃもんと同じ形をした非生命体のタモン
引用:同書 134ページ

このタモンですが、作者の前作『彼とカレット』(AA)に出てきた女好きのエロ犬・びしゃもんの色違いバージョンですね。この見た目だとエネルギーのためだけじゃなく、単純に女の子に抱きつくのが好きそうです。

感想

トンでもない発明品を好きな男の子へアピールするために使う上野さん。だいたい思い通りにならなくて空回りしてしまう姿が実に楽しいです。
第2巻では新キャラも登場しましたし、連載が長く続いてくれると嬉しいですね。

キャラもギャグも面白いですし、これからもコミックスを買い続けようと思いますが、唯一残念なのは刊行ペースがかなり遅いこと。第3巻の発売は2017年冬の予定です。

月2回の連載ペースなのでしょうがないと思いますが、その分面白い作品ができると思って3巻の発売を楽しみにしたいと思います。