ヤングエース2015年2月号の表紙は【ISUCA】
「ヤングエース2015年2月号」 表紙  角川書店

ヤングエース 2015年 02月号 [雑誌]」(AA)を買ってきましたのでレビューします。
今月号の表紙は、1月からTVアニメがスタート予定の『ISUCA』でした。コミックスも第6巻となる『ISUCA(6) (角川コミックス・エース)』が発売中です。

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ヤングエース 2015年2月号

巻頭カラーは表紙と同じく『ISUCA』。アニメがスタートするのでかなりプッシュしているようです。
センターカラーは『BORDER』・『帝国の神兵』・新連載の『無邪気な魔女と僕の日常』・『ナナマルサンバツ』でした。毎号お馴染みの読切作品も三作品ありました。

なお今月号の『僕だけがいない街』は、ストーリーに関する重要なネタバレがありますので、一番下で紹介します。コミックス派の方は十分注意してください。

草下シンヤ/春乃えり(著)『帝国の神兵』 第2話

先月号から始まった『帝国の神兵』の第2話。
舞台は第二次世界大戦が未だ続く日本。国民は夜の外出が禁止され、移動も制限されております。

そんな規律を破り夜の学校に残った主人公・藤本朔夜と柊むつみは、突然巨大な化け物に襲われるのです。そこへ助けに来たのは朔夜の中学生時代の幼馴染・御厨アキでした。そんなところで第2話がスタート。

草下シンヤ/春乃えり(著)『帝国の神兵』ヤングエース2015年2月号ではセンターカラーで登場
草下シンヤ/春乃えり(著)『帝国の神兵』 ヤングエース2015年2月号 159ページ

朔夜に隠れるよう命じ、化け物の前に囮に出るアキ。どうやらこの化け物は”神威”と呼ばれるものらしく、今回はアポロンというらしい。
そしてアキはそんな神威を倒す神兵の一人で、しかも軍の第八攻撃隊の隊長も勤めているという。

単身挑むアキですが、苦戦。そこでアキは上司に”神口”の使用許可を求めます。
”神口”とは、ポケットに入っている神々の力を宿した榊を口にすることで得られる超人的な力のことで、これにより一般人を遥かに凌駕する身体能力を得るとのこと。これを行った者は”神兵”と呼ばれるようです。

帝国の神兵と呼ばれる異能を使うアキ
同上 174ページ

榊には色々な神が宿っているらしいですが、これは同じ人間でも様々な能力を発揮できるということかな?。
とにかく神兵となったアキは化け物に一矢報いますが、油断したのか周りを見ていないのかすぐにやられてしまいます。
ここは後の主人公の動機付けだったとしても、仮にもアキは隊長なのですからもうちょっとがんばってほしかったところ。

とにかく化け物に吹っ飛ばされたアキを助けようと戦場に飛び出した朔夜はあっさりと胸を貫かれてしまいます。
動ける?と聞くアキにあっさり『もうダメみたいだ・・・』と答える朔夜もなんだか現実感がありません。

そんな朔夜にイチかバチかと榊をかじらせるアキ。すると朔夜は復活。傷も治っています。
そして謎の力に気分爽快になる朔夜。力を使ってみたいと、自ら進んで化け物の前に出ます。

そして神兵の力を発揮する朔夜。イザナミだ。

『帝国の神兵』』神兵の力の一つイザナミを使う朔夜
同上 196ページ

そしてイザナミの死神の力・”神技・黄泉送り”でアッサリ化け物を倒す朔夜。
これで帝国の神兵となってしまった朔夜は、夜に現れるという化け物(異国の神)を倒す道へと進んでいくんでしょうね。

とりあえずプロローグは終わりといったところでしょうか。
新連載ということで絵はキレイなのですが、アクションの流れがちょっと悪いように感じました。
例えばアキが最初にアポロンに攻撃した際相手のカウンターをギリギリ交わしますが、空中にいたアキが次のコマでいきなり地上にいるようにみえてしまいます。細かいことですが、繋ぎの部分があるのと無いのとではマンガへの没入感が違うので、がんばってほしいです。

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金城一紀/小手川ゆあ(著) 『BORDER』 第13話

今月の 『BORDER』 はセンターカラーで登場。

小手川ゆあ著『BORDER』ヤングエース2015年2月号
金城一紀/小手川ゆあ(著)『BORDER』 ヤングエース2015年2月号 457ページ

ストーカー殺人事件を調査していた石川たち。犯人に人質にとられていた美玲を無事保護し犯人が自殺したことで一件落着と思われていたのですが、実は一連の殺人事件はすべて人質と思われていた美玲が起こしたものでした。
美玲は警官から拳銃を奪って逃走。行方をくらませてしまいました。

自宅待機を命じられる石川でしたが、そんな時ある殺人事件が発生します。
被害者は拳銃で撃たれており、美玲の犯行が疑われるこの事件の現場に石川は赴きます。

そして死体と対面するとお馴染み死者との会話がスタート。
殺されたのは元刑事の山賀で、現在はデリヘルの店長をしているとのことでした。

この山賀、随分達観しているようで自分が死んだこともまるで他人事です。石川を”霊感刑事”などと呼び、石川の質問にものらりくらりとしています。
しかしこの山賀、裏社会では”鬼の山賀”などと呼ばれているようで、デリヘルの商品となる少女たちに危害を加えようとするものには容赦がなく、逆に少女たちには面倒見のよさから慕われているようでした。

紆余曲折を経て、山賀が死んだ時の状況を聞き出す石川。犯人はやはり美玲で、ある少女が一緒に連れて来たので会って見たら、いきなり拳銃で撃たれたようでした。

山賀を射殺する美玲
同上  486ページ

人を殺すのにまったく躊躇がない美玲が恐ろしいですね。
そしてどうやら美玲の潜伏先がわかった石川と山賀。片方は幽霊ですが元刑事だけあって頼りがいがありそうです。
はたして石川たちは美玲を見つけることができるのでしょうか。

ぷよ(著) 『長門有希ちゃんの消失』 第64話

『長門有希ちゃんの消失』はようやくアニメの情報が解禁。キービジュアルとスタッフ・キャストが公開されました。

長門有希ちゃんの消失、アニメキービジュアル公開
「ヤングエース2015年2月号」 18ページ

製作はサテライトだそうで、TVアニメを製作した京都アニメーションではないようです。残念。
キャストはTVと同じということなので、すでに定着しているイメージを壊すことはなさそうです。

長門有希ちゃんの消失、アニメスタッフはTV版と同じ
同上 19ページ

平野綾さんのハルヒがまた聞けると思うと嬉しい限りです。ただ心配があるとすれば朝比奈みくる役の後藤邑子さんでしょうか。現在は復帰されているそうですが、病気休養が長かったので無理がこなければいいのですが・・・。

さてマンガのほうですが卒業後の進路と長門との関係が進むキョンたち。そんな中長門はマイペースに部室で、ある本を読んでいました。
そこへハルヒが突然やってくるいつもの構図。

長門が読んでいたのは朝倉さん謹製の料理本でした。まったく料理ができない長門に、将来を見越して覚えさせようとする朝倉さんが透けて見えますが、そこで話しはハルヒも料理をするのかという方向へ。

私は初めて知りましたが、ハルヒの母は味オンチらしく、子供のころのハルヒが食べて感動したのは学校の給食だったというのです。
しかし一番おいしかったのは、ためしに作った自分の料理だったそうで、以降、ハルヒは料理をするようになったとのこと。

そこで朝倉さん登場。進路の話しになりどうやら大学に行くようです。ハルヒや小泉も同じらしい。
そして長門の返事があいまいなことから熱があることに気がつく朝倉さん。さすがです。

それにしても話しにメリハリが無くなってきていて、いやに平坦に物語が進行しているように感じるのは私だけでしょうか。
もうちょっとイベントらしいものや、ストーリーに山場がないと途中で飽きてしまいそうです。

ところで今月気になったのはコマの使い方。なにか意図があるんでしょうか。

長門有希ちゃんの消失』から、下から見上げるようなアングルのハルヒ
ぷよ(著)『長門有希ちゃんの消失』 ヤングエース2015年2月号 632ページ

田島昭宇/大塚英志(著)『多重人格探偵サイコ』 第135話

若女の内的世界にダイブした弖虎たちでしたが、ついに若女に見つかってしまいます。
無数のカラスが飛んできたかと思うと、それがミサイルに変わり弖虎たちに襲い掛かってきました。

が、ここは精神世界。集中すれば現実では考えられない自らの加速が可能ということで、ミサイルをすべてハンドガンで打ち落とそうとする弖虎でした。

田島昭宇・大塚英志(著)『多重人格探偵サイコ』 ミサイルを打ち落とすてとら
田島昭宇・大塚英志(著)『多重人格探偵サイコ』ヤングエース2015年2月号 511ページ

以後6ページにわたりひたすらハンドガンを撃ちまくる弖虎。贅沢なページの使い方です。
なんとかミサイルを迎撃したと思った弖虎でしたが、まだ甘かったようで反撃を受けてしまうところで次号に続きます。

真じろう(著)『Fate/Zero』 第49話

切嗣の過去編3話目。村人が死徒化したことで魔術協会などの介入により村は全滅。ナタリアに助けられた切嗣は、以後5年の歳月を彼女とともに過ごし、異端魔術師を狩る「封印指定執行者」となるべく修行することになります。

ナタリアから武器の扱い方・魔術・追跡や暗殺術にいたるまで、およそ手練れの魔術師を殺す技術を叩き込まれた切嗣は魔術師殺しとしてどんどん成長していきます。

『Fate/Zero』、成長していく切嗣の日々はあっという間
真じろう(著)『Fate/Zero』ヤングエース2015年2月号 301ページ

そして切嗣が独り立ちできるくらいには成長したある日、ナタリアの元に「魔蜂使い」の異名を持つオッド・ボルザークの暗殺に依頼が舞い込みます。

ナタリアは移動の飛行機の中で直接ボルザークに手を下す役、切嗣は飛行機の到着地で待機することになるのですが、これが運命の分かれ道でした。

暗殺当日、あっさりとボルザークを始末したナタリアでしたが、一瞬の気の緩みから人を死徒化する蜂を大量に飛行機内でバラまかれてしまいます。

オッド・ボルザークの蜂。ナタリアのピンチ
同上 312~313ページ

もはや状況を収拾することは不可能と考えたナタリアは、飛行機のコックピットへ向かいます。
しかし騒ぎを感づいたパイロット達が一瞬ドアを開けてしまい、そこへ蜂が入ってしまいました。アニメではこの辺りが描かれてなかったので、パイロットが死徒化した流れがこれでわかりました。

もはや無事には帰れないナタリア。そして切嗣は非情な決断を迫られることになるのでした。ナタリアの最後のシーンがどうなるのか、今から楽しみです。

あきづきりょう(著)『キルラキル』 第16話

アニメが終了して一年となった『キルラキル』のマンガ版。1クール目の山場、針目縫が登場します。

キルラキル漫画版、針目縫登場
あきづきりょう(著)『キルラキル』 ヤングエース2015年2月号 245ページ

針目は猿投山渦をアッサリ倒し、極征服をバラバラにしてしまいます。
針目の正体はREVOCS社の高次縫製師ということで、かなりの重要人物のようです(アニメ見てればわかりますが)。

そして流子の父を殺したのは自分だと言って戦いを挑んでくる針目。針目のこの告白に最後の流子の表情が凄いことになっています。
久々にアニメ並みの迫力を感じました。

そして次号第17話で最終回となっているんですが、本当に最終回なんでしょうか?
ストーリー的にはかなり中途半端な終わり方だと思うんですけど・・・

タチバナロク(著)『犬神さんと猿飛くんは仲が悪い』 第10話

なにをやっても猿飛に勝てないツバキお嬢様。そこで生徒会長・蛇沼の強力を得て、一緒に猿飛を倒すためにダーツ対決をするこになったのが前回までの話し。罰ゲームは1ゲーム負けるごとに、1枚服を脱ぐということに決定。
猿飛が、ツバキが誰かを頼って自分に挑んでくることが気に入らない様子なのが気になります。

対決は、まったくダーツをやったことがない猿飛が、ダーツ経験の豊富な蛇沼の押されっぱなしという意外な展開に。
しかし猿飛の余裕の姿勢は崩れません。

一方ツバキはというと蛇沼会長が勝つので無理しなくても言いといわれ、そのとおりに動きます。結果は散々たるもの。
それでも猿飛がヘタクソな状況までは良かったのですが、何とコツを掴んだらしい猿飛はいきなりパーフェクトを出してしまいます。

驚く一同を尻目に、その後も連続パーフェクトを出す猿飛。驚異的な実力で他二名を圧倒します。
そしてゲームごとの勝敗は必然的にツバキの最下位が続くことになり、どんどん服を脱がされていきます。そのたびにツバキを挑発していく猿飛に対してツバキの闘志が段々と燃え上がることに。

そんな中でもツバキを庇うために頑張る蛇沼会長ですが、終盤自分の本来の力を出せば猿飛に勝てるのに、ツバキを守るためにワザと手を抜いてしまいます。その様子に失望する猿飛。
ツバキの方はというと、手を抜く蛇沼会長を一喝。自分の力で勝ちたいと宣言するのでした。

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タチバナロク(著)『犬神さんと猿飛くんは仲が悪い』 ヤングエース2015年2月号 443ページ

このツバキの台詞に、久々にスッキリしました。
ここ最近のツバキは、猿飛に負け続けることで自信を失っており、自ら勝利を掴むという闘志に欠けていましたので、作中の猿飛ではないですが、こちらもモヤモヤしていたからです。
久々に強気なツバキお嬢様を見れて良かったですよ。黒ストッキングを2ページにわたって脱ぐ姿より良かったです。

結局勝負は猿飛の勝ちでしたが、蛇沼会長には何やら企みがある様子。
復活したツバキといつもの調子に戻った猿飛に対して、何を仕掛けてくるのか。次号が待ち遠しいです。

三部けい(著)『僕だけがいない街』 第31話

美里を一人にしないため、美里が乗ったと思われる軽トラを追いかけることになった悟は、いつものように八代の協力を経て彼の運転する車で追跡することになったのですが・・・

ストーリーが大きく動く『僕だけがいない街』の最新話。
最初にも書きましたが、ここから下にはストーリーの重要なネタバレがあります。コミックス派の方は絶対に下にスクロールしないでください(画像もありますので)。

 

 

 

 

 

 

軽トラを追跡する車内で、八代はこの車が自分の車でないと言い出します。混乱する悟にかわわず話しを続ける八代。
そして一つの確信を話します。それは悟のいう探偵ごっこが「実際に誘拐犯がいることを前提として行われている」、というものでした。

悟はこれまで誘拐犯を探す口実として、「誘拐犯がいる設定で探偵ごっこをやっている」ということにしていました。
当然担任である八代にもその前提で話しをしており、八代も(見た目)小学生の悟の言うことを疑っていなかったのです。

しかし八代のある計画が悟に妨害されたことから悟を疑いだした八代は、美里を使ってとあるワナを仕掛けそこに悟がハマったため、悟の行動が小学生の「ごっこ」遊びなどではなく、実際に誘拐犯の犯行を妨害しているのだと確信したのです。

そして明らかになる数々の謎。連続児童誘拐殺人の真犯人は八代先生でした。

僕だけがいない街 犯人のネタバレ画像
三部けい(著)『僕だけがいない街』 ヤングエース2015年2月号 76ページ

八代を犯人と考えるとこれまで謎だったピースがピタリと嵌ることに愕然とする悟。
実際にはその可能性を考慮せねばならなかったのに、親身に相談に乗ってくれる八代をいつの間にか信頼していたためにそれができなかったのです。

そしてどこかの川の近くに車を止める八代。
これまで小学生である悟が自分の計画をことごとく潰してきたのが未だに信じられない様子で、「未来でも見て来たかのようだ」と言う八代。

僕だけがいない街、未来を見てきたことを見透かす八代
同上 82ページ

実際これは当たっていますが、八代もさすがに信じてはいないでしょう。
ここで悟を始末して街を出ることにしたと話す八代に激昂する悟ですが、シートベルトが外れず身動きがとれません。

そして車の窓を開け、極寒の川へ車をダイブさせる八代。
水の中必死にシートベルトをはずそうとする悟ですが、極寒の水温であっという間に体の自由を奪われ、意識が朦朧としてしまいます。

今までのことが走馬灯のように思い出された後、すべてが暗闇に飲まれてしまいます。
これでは悟が助かる可能性は皆無ですが、ここからどうやって巻き返すのか。【再上映】の力でまた未来に行くのか、それとも過去へ遡るのか。
いずれにしても真犯人が判明したことで、物語は一段上のステージに上がりました。

結末まで一直線なのか、次回の展開が気になります。が、次号は休載とのこと。

無料お試し版もありますので、この機会にぜひどうぞ。