『極主夫道』 第1巻 発売1週間で10万部突破!伝説の最凶ヤクザの専業主夫道!!

おおのこうすけ(著)『極主夫道』 第01巻の表紙。不死身の龍

引用:おおのこうすけ(著)『極主夫道』 第1巻 表紙 新潮社 2018年8月発行

『極主夫道』の第1巻を買ってきましたので感想を。

伝説の最凶ヤクザ【不死身の龍】が専業主夫業をするコメディマンガで、公式では【アットホーム任侠コメディ】となっております。

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おおのこうすけ(著)『極主夫道』 第1巻

『極主夫道』の第1巻の紹介。作品名を聞いたことがなかったのですが、『BTOOOM!』第26巻を購入したら入っていたチラシにこのマンガの紹介があり、面白そうだったので買ってみました。

『極主夫道』の作者である、おおのこうすけ先生はこれが初連載作品とのこと。連載媒体は新潮社のWEBマンガサイト「くらげバンチ」で、2018年2月から短期集中連載がスタートし、同年5月18日より本連載となりました。

「くらげバンチ」ではアクセス数No.1の人気作だそうで、先日発売されたコミックス第1巻はアマゾンでは現在売り切れ中。他でも完売店が続出しており、すでに重版・再入荷が始まっております。

また、発行部数はすでに10万部を突破し、12万部に達しているとのこと。これはかなりの人気マンガになりそうです。

第1巻は第1~9話と、おまけマンガ3本を収録。表紙は主人公の【不死身の龍】。スーパーでのお買い物中のようです。

引用:同上

カバー裏は龍が見たら“おお!?”と言いそうな、スーパーの特売チラシとなっております。

引用:同書カバー裏

俺はもう足を洗った。今は専業主婦や。

主人公は伝説の最凶ヤクザで【不死身の龍】と恐れられた龍。異名の由来は、たった一晩で抗争相手の事務所十カ所を単独で潰してしまったことからきているとのこと。

たった一人で抗争相手の事務所10カ所を一夜で壊滅させた伝説のヤクザ・不死身の龍

引用:同書 15ページ

同じくヤクザもののコメディマンガ『ヒナまつり』の主人公・新田さんも相手の事務所を潰したことがありました。しかし、あちらはヒナの超能力でしたが、こちらはガチの実力らしく相当な武闘派のようです。

現在の彼はヤクザから足を洗っており、結婚してアパート暮らしの専業主夫。お弁当作りやお菓子作り、掃除やバーゲンセールの買い出しなどと、日々奥さんのため主夫業に勤しんでおります。

元は極道・今は専業主夫の龍

引用:同書 41ページ

しかし、見た目が強面なのとヤクザ時代の言動や行動が染みついているためか、とにかく何をしても怖いのが特徴。

台所で魚を捌いていても、何かヤバいものを解体しているようにしか見えませんし、

人を裁いている、わけではなく魚を捌いている

引用:同書 22ページ

スーパーで小麦粉を探している時は、わざわざ“白い粉”とか言いますし、

小麦粉を白い粉呼ばわりする伝説のヤクザ

引用:同書 124ページ

近所の子供とゲームする時は丁半になります。

元ヤクザだけあって、子供と遊ぶときも丁半

引用:同書 96ページ

スポーツ店でゴルフクラブを持てば、これから人をコロコロしに行くようにしか見えず、店員も思わず目も体も逸らします。

ゴルフクラブを見ているだけで人をやってしまいそう

引用:同書 129ページ

しかし、肝心の本人には自覚が無いようで、近所ではひょうきん者で通っていると信じているようです。これは重傷ですね。

皆に恐れられているが本人はひょうきん者で通っていると思っている

引用:同書 128ページ

そんな彼ですが、基本的に真面目で、何事も手を抜かない几帳面な性格のようです。お弁当は手の込んだものを作りますし、部屋の掃除にも妥協はありません。しかも、暴力も嫌いらしくたとえ頭を角材で殴られても(雅を除いて)やり返しません。

子供はまだいませんが奥さんである美久との関係も良好で、ヤクザから足を洗ったことを後悔している様子はありません。顔は非常に怖いですが、根はやさしい?性格のようです。

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まわりの人々

まだ第1巻ですので登場キャラは少ないですが、今後レギュラーで登場しそうなキャラを紹介します。

まずは龍の奥さんである美久。職業はデザイナーで日々忙しくしているキャリアウーマンです。

美人の奥さんはバリバリのキャリアウーマン

引用:同書 61ページ

彼女が出会ったころの龍はまだヤクザだったようですが、いったいどういう経緯で二人が一緒になったのかは1巻では語られませんでした。

しかし、龍も美久もお互いをとても大事に想っていることだけは確かなようで、美久の誕生日になると龍は彼女が好きなプレゼントを用意したり部屋の飾りつけ(かなり怪しげですが)をして祝います。美久のほうも龍を信頼しているからこそ、家事全般を任せて仕事に打ち込んでいるのでしょう。

ところで龍は専業主夫ですから稼いでいるのは美久のほうですが、性格的に子供っぽいのは美久みたいで、一緒に買い物に行ってはお菓子やジュースをねだり龍に却下されたりしてます。

龍におねだりする美久

引用:同書 126ページ

龍は主夫を任されているだけあって、財布のヒモが硬いようですね。それにしても強面の龍とキャリアウーマン美久の組み合わせですが、こうして見ると性格的には相性が良いコンビに見えてほほえましいです。

続いてヤクザだった頃の龍の弟分・

龍の弟分の雅。基本的に他力本願だが龍を慕っている

引用:同書 111ページ

龍を兄貴と慕っていますが、龍と違っていまだヤクザから抜け出せていないようです。龍と雅が所属していた組は【辰崎組】と言うそうですがすでに無くなっており、龍は足を洗ったが雅はまだヤクザに未練がある様子です。

性格的には好戦的ですぐにケンカになるのですが、実力は大したこと無さそうで、いつも辰に頼っている印象です。

そんな状況ですから、キッカケがあれば龍にまたヤクザの世界に戻ってきてほしいと考えているようですが、足を洗ったという龍に掴みかかるなど、龍には本気でヤクザをやってもらいたいと思っているようです。龍の現役時代にはずいぶん慕っていた感じですね。

しかし、龍がヤクザに戻ることは美久がいる限りなさそうですが、今後この雅が厄介ごとを持ってきて龍が尻ぬぐいする展開がありそうな予感がします。

こちらはアニメショップの店員。レギュラー化するかは微妙ですが、本編とオマケで2回も登場しております。

やたらとペラペラしゃべるオタクの店員

引用:同書 64ページ

アニメ好きの美久の誕生日プレゼントを選ぶために龍が足を運んだアニメショップの店員で、聞いてもいないことまで(早口で)喋り、セリフが吹き出しに収まらないのが特徴。

龍をヤクザと認識していますが、あまり動じている感じはありません。龍が回そうとしていたガチャを、横から割り込んで10連するぐらいには肝が据わっています。

龍の奥さんである美久が【ポリキュア】というアニメシリーズが好きなようなので、それ絡みで今後も出番がありそうです。

最後は龍と美久の飼い猫である。いたずら好きですが、猫らしくフリーダムな性格。ヒゲがない。

龍の飼い猫・銀。自分で鍵を開けて散歩するなど賢い猫

引用:同書 140ページ

自分一人でベランダの鍵を開けて散歩に出かけるなど賢い猫です。オマケマンガでは鳥やアリと喋ります。

なお、龍が近くにいると、たまにリアルな顔になります。

リアル描写の銀

引用:同書 75ページ

感想

家庭的な強面ヤクザの行動と、周囲の反応のギャップが楽しいギャグマンガ。大笑いするようなモノはありませんが、初連載作品とは思えないくらい全編通して安定していると思いました。絵もコマ割りもうまいですし、流れるようにスルスルと読めます。

第2巻も出れば購入するつもりですが、龍の現役時代やどうやって美久と知り合い結婚したのかなど、気になる話しもたくさんあるので今後が楽しみです。

ただ、ほのぼのなギャグものではなく直接的な暴力描写もありますから(何しろ主人公が超武闘派ですから)、そういったのが苦手な人にはちょっととっつきにくいかもしれません。

くらげバンチの公式ページにいけば無料で第1話と最新話が読めますので、気になる方は一度チェックしてみてください。

作品紹介の動画もあります。私はこの動画を見て購入を決めました。

ところで、ちょっと前まではヤクザ的なものはアニメになりづらいと思っていたのですが、最近では『ヒナまつり』もアニメ化して成功していますし(入れ墨描写はNGみたいですが)、発売1週間で10万部を突破するなど大ヒットですから、こちらのアニメ化も十分期待できそうです。これからも応援していきたいですね。