『見える子ちゃん』第1巻 異形の化け物に対抗する手段はシカト!Web上でバズッた人気作が待望のコミックス化

泉朝樹(著)『見える子ちゃん』第1巻 表紙 マンガ
泉朝樹(著)『見える子ちゃん』第1巻 表紙 KADOKAWA 2019年4月発行

突如、まわりには見えない存在が“見える”ようになってしまったJKが、全力で知らないフリをするホラーコメディの第1巻。

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泉朝樹(著)『見える子ちゃん』 第1巻

ComicWalkerにて連載中の人気作『見える子ちゃん』のコミックス第1巻が発売されていたので買ってきました。昨年Twitterに1話が掲載されるとバズり、即連載が決定した泉朝樹先生のオリジナル作品です。

コミックス第1巻では第1話~9話までを収録。

表紙は主人公のJKミコちゃん。泣き顔ヒロインのアップが表紙とは中々インパクトがあります。

泉朝樹(著)『見える子ちゃん』第1巻 表紙

引用:同上

カバーを外すと、ミコちゃんが見えるようになってしまった“彼ら”のどアップ。こんなのが見えたら、そりゃあ泣きますわ。

めっちゃ怖いカバー裏

引用:同書 カバー裏

カラーの中表紙。まるで監視されているかのようです。

見える子ちゃんのカラー表紙。やっぱり狙われているみこ

引用:同書 中表紙

“見える”JKの日常

主人公のミコちゃんはごく普通の女子高生でしたが、ある日突然、人には見えない存在が見える困った体質になってしまいます。

それが可愛いものなら良いのですが、見えるのは異形のバケモノなど、とにかく怖いヤツばかり。

異形のものが見えてしまうJKみこちゃん

引用:同書4ページ

こんなのが見えたら普通なら叫び声をあげて逃げ出したり、なんとか方法を見つけてそれらを倒そうと立ち向かったりするところですが、ミコちゃんが取った行動はなんとシカト!

異形の彼らを全力でシカトすることにしたみこちゃん

引用:同書5ページ

とっさに目が合ったのがバレないよう、“ちょっと向こうが気になるなー”風を装って何とか気づかないフリをします。

もちろん怖くないわけではなく、化け物が去ったあとはめちゃくちゃ怯えてしまいます。

突然化け物が見えだして怖がる女子高生みこちゃん

引用:同書6ページ

“彼ら”に見えているのがバレたら何をされるかわからない。しかし立ち向かう勇気も方法も無い、ということで全力で“彼ら”の存在を無視することに決めたミコちゃん。しかし、“彼ら”は執拗にミコちゃんと目を合わせて反応を見ようとしてくるので、そのたびにミコちゃんは叫びだしたくなるのを堪えてシカトするのでした。

異形の存在・“彼ら”

ミコちゃんに見えている“彼ら”は様々な風体をしていますがこの世のものではないためか、ミコちゃん以外の人間に(ハッキリと)見えることはなく触ることもできません。よって直接危害を加えられることもありません。

が、見えないのが“彼ら”にとってストレスなのか、やたらと目を合わせてきます。

たとえば洗面所で歯を磨いていて、ふと鏡を見ると後ろに居たり・・・

鏡に映る化け物

引用:同書8ページ

布団で寝ようと思ってめくったら、突然中から現れたりと時間も場所も構わず、いつどこから現れるかわかりません。

布団の中にまで化け物

引用:同書14ページ

また、ミコちゃんには“彼ら”の姿だけでなく声も聞こえるんですが、「ありえないよね」とか「どう思う?」とか聞いてくるヤツもいて、これをシカトしなきゃいけないのは大変すぎです。

やたらと同意を求めてくる異形の怪物

引用:同書70ページ

“彼ら”への対抗策?

さすがにこんな日常に耐えられるハズもなく、ミコちゃんも“彼ら”に対してシカト以外の方法を探します。

まずは盛り塩。結界的な感じで出入り口のドア付近に置いてみました。

引用:同書12ページ

しばらくは大丈夫かと思っていましたが、その後、普通に“彼ら”は部屋に入ってきたためまったく効果なしでした。

続いて消毒液。友人の巨乳JK・ハナちゃんに取り憑いた“彼ら”に、たまたま保健室にあった手洗い用の消毒液を吹きかけてみます。

すると、ハナちゃんにまとわりついていた手足が激しく暴れ出します。

化け物には消毒液がちょっとだけ有効

引用:同書43ページ

これは効いたか、と思ったのもつかの間。それまでなかった頭が生えてきて、なんかパワーアップした感じになってしまい、これも失敗に終わってしまいました。

最後は数珠。ドンキでたくさん買って身につけてみます。いきなり数珠を買い出したため、一緒にいたハナに怪しまれますが、そこは流行ってことで乗り切ります(マジか)。

それから“彼ら”がたくさん居る路地に入ってしまうのですが、寄ってきた“彼ら”は数珠の音を聞いたとたん、離れていきます。

引用:同書88ページ

これが数珠パワー?かと喜ぶミコちゃん。「数珠があればもう何も怖くない」と思ったのも束の間、なんか大きいボスキャラみたいなのが出てきた途端、数珠ははじけ飛んでしまいました。

数珠も効果なし

引用:同書91ページ

どうやら力のある“彼ら”には数珠ぐらいでは何の対抗力も無いらしい。弱いヤツなら対処できますが根本的な解決にはならないため、また何か別な方法を探すしかなくなってしまいました。

ちなみにミコちゃんの友人である巨乳JKのハナちゃんですが、生命オーラがスゴイらしく「まるで燃え盛る炎に蛾が引き寄せられるように」化け物を呼び寄せるようです。

みこの友達巨乳のJKハナちゃんは生命エネルギーが凄いため、化け物を寄せ付けやすい体質

引用:同書101ページ

なんの因果か友人がコレなんですから、ミコちゃんの心労はしばらく絶えないでしょうね。

見えて良いこともある?

“彼ら”が見えるようになってから可哀想な目にあってばかりのミコちゃん。ですが、人には見えないモノが見えると、ちょっとだけ良い事もありました。

例えば、ある日捨て猫を拾ったのでツイッターで里親を募集。ハナちゃんと一緒に公園のベンチで里親になりたい人を待ちます。

すると、現れたのは爽やかな雰囲気のイケメン。一見すると優しそうな男でしたが、ミコちゃんが見ると周りには猫の怨霊的なものが取り憑いていました。

さわやかイケ面だけどネコの恨みを買ってそうな青年

引用:同書61ページ

どうやら猫に恨みを買うようなマネをしていたようで、ミコちゃんはこの男に猫を引き渡すのを拒否しました。

代わりに現れたのが、入れ墨スキンヘッドの強面の男。顔に傷跡もあってどう見てもカタギに見えないんですけど、ミコちゃんが見ると両肩には猫又的なものが取り憑いています。

強面だけどじつはいい人系

引用:同書63ページ

けれど懐いているようで、まるで男を守っているようにも見えたため、捨て猫はこの男に引き取ってもらいます。結局、この男は強面のわりに猫好きな男だったようですから、こちらで正解だったようですね。

ハナちゃんの反応を見れば最初のイケメンに渡してしまうところでしたが、“見え”たおかげで正しい選択が出来た

感想

いわゆる見える人を主人公にしたマンガは多いですが、それをシカトでやり過ごそうとするモノは今まであまりなかった印象だったのでとても新鮮でした。

ツイッターでバズった時に1話だけ読みましたが面白かったので、こうしてコミックスとして発売されて嬉しいです。それにしても1話目をツイッターにアップしてからわずか2週間で連載決定とは、現代のスピード感の凄さを感じますね。

本編については異形の化け物である“彼ら”がやたらと怖いですが、ホラーかというとそんなこともなく、どちらかというとコメディ拠りでしょうか。“彼ら”を見たときの主人公のミコちゃんの反応がいちいち可愛くて面白いです。

個人的にツボだったのは、バスに乗っているときに出てきた化け物。バスを降りてから発車するまでミコちゃんをやたらとガン見してきて、これもうミコちゃんが見えているのわかっててやってるだろー的な反応が面白かったです。

やたらとこちらをガン見してくる女子高生風化け物

引用:同書71ページ

怖いよりは面白いが多い作品ですので、ホラーが苦手という方にもぜひ手にとって読んで貰いたい作品です。ComicWalkerの公式HPでは第1話や最新話を読むこともできますから、一度読んでみてはいかがでしょう。

個人的には最近読んだ作品ではトップクラスに面白かったです。第2巻にも期待しております。

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