『MoMo―the blood taker―』 第2巻 復讐の刑事と美少女コンビが吸血鬼を討つ!

杉戸アキラ(著)『MoMo―the blood taker―』第2巻 表紙 集英社 2019年8月発行マンガ
杉戸アキラ(著)『MoMo―the blood taker―』第2巻 表紙 集英社 2019年8月発行

ヤングジャンプ連載中の『MoMo―the blood taker―』コミックス第2巻を買ってきました。吸血鬼を仇と追う元刑事とその主である美少女モモのコンビが吸血鬼と戦うダークファンタジーです。

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杉戸アキラ(著)『MoMo―the blood taker―』 第2巻

婚約者の仇である【二つ顔の吸血鬼】を追う元刑事・御子神京吾と、ひん死だった彼を自分の眷属にした200歳の吸血鬼美少女・モモの活躍する『MoMo―the blood taker―』 の第2巻。

表紙は御子神京吾。だいぶ渋い感じですが、実際38歳ですからね。本編では髪を上げた状態が多い御子神ですが、個人的にはこちらのボサっとした感じのほうがカッコいいです。

杉戸アキラ(著)『MoMo―the blood taker―』第2巻 表紙 集英社 2019年8月発行

杉戸アキラ(著)『MoMo―the blood taker―』第2巻 表紙 集英社 2019年8月発行

カラーも御子神。こちらはさらに渋い感じです。

引用:同書2ページ

吸血鬼対策専門チーム

前回、連続殺人事件の犯人だった刑事の冬樹の正体が吸血鬼だったことが判明し、御子神は彼の記憶を見るために冬樹の血を吸いました。そして、冬樹を吸血鬼へと変えたのは御子神の復讐の相手である【二つ顔の吸血鬼】アンフィスバエナであることが判明。

復讐の相手にさらに同僚まで奪われた御子神ですが、冬樹の血を吸っているところを後輩の中宮に見られたことから逃走し、結果的に警察内部でも冬樹殺しの犯扱いとなった御子神は警察を追われて「元」刑事となってしまいます。吸血鬼の眷属となってしまった御子神が普通の生活を送るのはかなり厳しい状況でしたから、いずれこうなってしまったでしょうが、それにしても冬樹殺しの犯人扱いは可哀想ですね。

一方、そんな御子神を追うため、新登場したのが警察の吸血鬼対策の専門チームでした。

引用:同書11ページ

吸血鬼の眷属となった御子神を見た中宮は、この吸血鬼対策チームに迎えられ御子神を追うことに。まだ現実を受け止め切れていない中宮ですが、次に御子神に会ったとき中宮がどんな行動をとるのか非常に楽しみです。

また、吸血鬼対策チームの中には御子神を殺したくてしょうがないようなヤバい奴もいるので、彼らが異能・超人の吸血鬼相手にどんな立ち回りをするのかも期待しております。

吸血鬼を狩る吸血鬼・ブラッドテイカー

一方、警察を追われた御子神はモモと一緒に吸血鬼を狩る存在、【ブラッドテイカー】となっていました。ブラッドテイカーは人間界を過剰に侵犯する吸血鬼を退治するのが仕事のようです。

御子神京吾とモモのブラッドテイカーこんび

引用:同書20ページ

そしてブラッドテイカーは御子神とモモ以外にもどうやら複数人いるようで、今回色々と登場しました。

吸血鬼の古参・ロバ―ト

引用:同書30ページ

モルガーナとアルチーナ

引用:同書28ページ

さらに彼らのボスであり、モモの父親でもある最初の吸血鬼、真祖・クドラクも登場。

真祖クドラク

引用:同書38~39ページ

本来同族であるはずの吸血鬼を殺すブラッドテイカーは、どうやらクドラクの命で動いているようです。まさに吸血鬼社会を統べる王といった感じ。そして、御子神も追っている【二つ顔の吸血鬼】アンフィスバエナは、クドラクの血を濃く受け継いだ第一世代の吸血鬼とのこと。受け継いだということはアンフィスバエナもクドラクの子どもなのか、それとも力を分け与えられた者なのかは不明ですが、アンフィスバエナが最初からあんなだったのか、それとも何かのきっかけでそうなったのかは気になるところです。

ところで、このアンフィスバエナは何度殺しても蘇ることから、クドラクたちも数百年も追っていながら未だ仕留め切れていないとのこと。それをちょっとした騒動で、御子神が退治することになってしまいました。

しかも、それが達成されない場合は、主であるモモに殺されてしまうとのこと。それまではこの吸血鬼界のコミュニティへの出入りも(モモもろとも)できなくなってしまいました。ようは孤立無援な状態で、数百年も仕留められなかった厄介な吸血鬼を退治しなくてはならないということ。

いくらなんでも新人の吸血鬼(御子神は眷属なのでデミ・ヴァンパイアのようですが)には荷が重すぎる設定です。もっとも、クドラクは御子神が気に入らないようなので、理由をつけて彼を葬れればなんでもいいようですが。とにかくこの困難な課題をクリアしなければ、御子神は再び死んでしまうことになります。

新しい生活

さて、吸血鬼界から締め出されてしまったモモと御子神は、住まいも追い出されてしまったようで、それまでの広々とした豪華な屋敷とは打って変わって、ボロい安アパート住まいとなってしまいました。アパートの外観を見て早くも困惑するモモでしたが、風呂がないと判明すると絶望的な心境になってしまいます。

それでも当面はここを拠点にするしかない御子神たちの元へ、別の吸血鬼の眷属であるトーマがやってきます。

トーマの助力

引用:同書119ページ

トーマは御子神がクドラクと会ったときの騒動で命を落としかけた眷属で、見かねた御子神が自分の血をトーマに分け与えて助けたことからクドラクたち吸血鬼の反発を買ってしまい、吸血鬼界を追い出されてしまったのでした。しかし、トーマは自分を助けてくれた御子神を慕い、アンフィスバエナを追うため、御子神とモモへの協力を申し出てくれたのでした。一度は断るモモでしたが、御子神の説得もあってこれを渋々了承します。

ところがこのトーマという青年は結構便利なようで、アンフィスバエナの目撃情報や返り討ちにあった場所、その仲間など、吸血鬼側の情報を提供してくれたのです。これに御子神の警察仕込みの捜索術を組み合わせてアンフィスバエナの拠点を絞り込みます。

ちなみにこの手法にえらく関心するモモたち吸血鬼サイド。というのも、吸血鬼たちがアンフィスバエナを追うときはにおいや使い魔の報告など、基本的に行き当たりばったりな手法しか知らなかったようです。これには逆に御子神がビックリしてしまいます。

人間よりも劣る吸血鬼の探索能力

引用:同書131ページ

能力的には圧倒的に非力な人間側ですが、超人的な吸血鬼集団より秀でた部分も結構あるのかもしれませんね。

御子神VSモルガーナ

トーマの情報と御子神の捜索術、そしてモモの使い魔であるダンテさんの能力により、アンフィスバエナのアジトの一つを見つけた御子神たち。しかし、そこには同じブラッドテイカーであるアルチーナとその眷属・モルガーナが先に到着しており、その場にいた吸血鬼たちを手掛かりごと皆殺しにしていたのでした。

せっかく見つけたアジトを台無しにされたモモと御子神でしたが、さらにアルチーナは御子神のアンフィスバエナに対する執念や吸血鬼退治の知識などをとても気に入っているようで、彼を奪って自分の眷属にするためモモに眷属同士を戦わせる決闘を申し込んでくるのでした。この荒唐無稽な提案を一蹴するモモでしたが、アルチーナはモルガーナを御子神に襲わせ、強引に戦いを開始します。

最初こそ吸血鬼の戦いに慣れていなかった御子神はモルガーナに押されますが、モモのアドバイスもあり少しずつ吸血鬼としての戦い方を学んでいきます。さらに、自分の中の吸血鬼の血に飲まれていき、ついにはモルガーナの頭を吹き飛ばしてしまいます。

吸血鬼らしい力を見せつける御子神京吾

引用:同書176ページ

そのまま力まかせにモルガーナを殺してしまうかと思ったその時、アルチーナとモルガーナが双子の姉妹であることがわかり、御子神はモルガーナにトドメを差すことを思いとどまります。唐突に始まった御子神の吸血鬼としての初バトルでしたが、終わってみれば御子神の圧勝。モモの血の力なのか、御子神の底力なのかは不明ですが、これはアンフィスバエナとの闘いも以外と善戦しそうですね。

意外な乱入

そのアンフィスバエナですが、吸血鬼の中でも古参のロバートが彼の居所を掴みます。どうやらアンフィスバエナは同じ吸血鬼たちと会合を開いていたらしいのですが、そこへロバートが眷属のリンとともに殴り込みをかけます。

このロバートは外見は初老の男ですが、アンフィスバエナと同じくクドラクの血を受け継ぐ第一世代の吸血鬼とのことで、戦闘になるやいきなり獣のように変身してしまいます。

吸血鬼第一世代ロバートの姿

引用:同書203ページ

そして一足飛びでアンフィスバエナの懐に潜り込むと、一撃で心臓をえぐってしまいました。まさに電光石火の一撃ですが、アンフィスバエナの体は水のように溶けてなくなってしまいます。

これがどういうことなのか理解できず困惑するロバートでしたが、そこへ突如スタングレネードのようなものが投げ込まれます。続いての一斉射撃でロバートとリンはあっという間に戦闘不能に。一体誰が仕掛けたのかと思ったら、なんと警察の吸血鬼対策チームの面々でした。

引用:同書213ページ

アンフィスバエナとロバートという吸血鬼の中でも強者同士の戦いになるかと思っていたので、これには面食らってしまいました。しかし、生身の人間である警察が吸血鬼にかなりダメージを与えているのは新鮮でした。

果たしてロバートはこの状況を脱することができるのか、また、御子神はここで再びかつての仲間だった本宮と再会するのか気になるところで、次巻へ続きます。

感想

元人間の刑事が、復讐のため吸血鬼を追うというストーリーがとても気に入って1巻を購入したのが4月でしたが、早くも第2巻が登場。モモの美少女さにもますます磨きがかかり目が離せません。

メインストーリーに関しても、【二つ顔の吸血鬼】も名前がアンフィスバエナと判明したり、巻末では早くも再登場したりとわりと進みが早い気がします。

また、モモたちと同じブラッドテイカーの面々として、アルチーナとモルガーナやロバートなどの吸血鬼たちも登場。警察側も吸血鬼対策チームが出てくるなど、これだけ新キャラが出たということはしばらくは連載されるということでしょうか。絵もキレイですし、キャラも結構魅力的なので、できれば長期連載していただきたいところです。

ちなみに警察側の人間はストーリー的に御子神のキャラクターとしてのバックボーンぐらいの役割しかないと勝手に思っていたので、2巻で吸血鬼対策チームとしてガッツリ出てきたのは意外でした。特に本宮は御子神を慕いながらも吸血鬼を倒す側に回っているので、御子神と再会したときにどのような態度をとるのかは非常に興味があります。

吸血鬼同士の超人バトルにも期待しておりますが、人間ドラマにも注目していきたいですね。

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