ヤングエース2019年7月号を買ってきました

ヤングエース2019年7月号の表紙 マンガ
引用:ヤングエース2019年7月号 2019年6月 KADOKAWA発行 表紙より

ヤングエース2019年7月号を買ってきたので、いくつか感想などを紹介します。今月号は予約していなかったのですが、どの書店・ネット通販を見ても売り切ればかりでかなり焦りました。たぶん『文豪ストレイドッグス』の付録だと思うのですが、それにしてもここまで売り切れが多いとは本当に驚きました。

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ヤングエース 2019年7月号

表紙はアニメが放送中の『キャロル&チューズデイ』。アニメのほうが最終回が早いでしょうが、マンガ版もクオリティが高いので、ぜひとも連載を続けて欲しいですね。

ヤングエース2019年7月号の表紙

引用:ヤングエース2019年7月号 2019年6月 KADOKAWA発行 表紙より

朝霧カフカ・春河35(著)『文豪ストレイドッグス』 第74話

現在アニメが放送中の『文豪ストレイドッグス』は今月はセンターカラーで登場。

『文豪ストレイドッグス』ヤングエース2019年7月号 センターカラー

引用:朝霧カフカ・春河35(著)『文豪ストレイドッグス』ヤングエース2019年7月号 202~203ページより

<天人五衰>の一人であるシグマのアジトであるカジノに乗り込んだ「猟犬」の立原たち。そこで立原は次のテロで使われる硬貨型爆弾を見つけますが、秘密がバレたシグマは飛行機を突っ込ませて立原を吹き飛ばそうとします。

そこへ大倉燁子の異能力が発動。体が大きく大人になったように見える燁子が、なんと突っ込んできた飛行機を素手で受け止め止めてしまいます。その後、飛行機は積んであった硬貨型爆弾で自爆するのですが、これも燁子と立原のコンビプレーでなんとかしのぐことが出来ました。

それにしても、正体がバレたとわかったら容赦なく追い込んでくるとはさすが<天人五衰>です。「猟犬」メンバーの二人でなければやられていたことでしょう。

さて、この硬貨型爆弾をみつけたことで<天人五衰>のテロ計画が判明します。それは、硬貨型爆弾をカジノの報酬として外へ持ち出させ、それを世界中に流通させて十分に行き渡ったところで一斉に起爆することで多くの人々を無差別に殺傷する世界テロを起こすことでした。

しかもこのテロの恐ろしさはそれだけではなく、硬貨がテロを引き起こすという恐怖から貨幣の信用が失墜し、その後に世界規模の経済恐慌が起こりえることです。単一のテロが引き起こす被害としては、おそらく最も最悪な規模になりそうなこのテロこそが、<天人五衰>の次のテロ計画第三段階に間違いないと推理する猟犬メンバーでした。

その最悪のテロを阻止するため、カジノの中央通信室を目指す燁子と立原。ですが、生き残った猟犬メンバーをシグマが放っておくハズもなく、さっそく追っ手が現れます。硬貨型爆弾の攻撃により、重傷を負っているはずの燁子と立原。果たしてこのピンチを切り抜けることができるのでしょうか。

東冬(著)『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』 第19話

いよいよ今夏からアニメがスタートする『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』。アニメの放送が今から楽しみなのですが、書籍の本編も文庫版の発売がスタートしており、場所を取るからと単行本を買っていなかった私もようやく本編を読み始めたところです。

マンガ版である今作は【双貌塔イゼルマ】編の序盤・黄金姫が殺されたところから。前日にライネスに亡命を希望していた黄金姫ですが、まさか翌日に殺されてしまうとは。

この事件を知って関係者が続々と集まってきます。その中にはあの蒼崎橙子の姿もありました。その蒼崎ですが前日に黄金姫と密会していたライネスが怪しいと言い出します。ましてライネスは黄金姫に亡命を持ちかけられていたこともあっては、さすがにバイロン卿も見過ごせません。

そして、皆から疑いをかけられたライネスは、なんと自分たちで真犯人を捜し出すと宣言します。

ライネスとグレイが探偵役となり、自身の嫌疑をはらす

引用:東冬(著)『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』ヤングエース2019年7月号 752ページより

しかし、これはかなり無謀な宣言とも言えます。なぜなら普通の人間が相手であれば物理的に不可能な事を順番に除いていけば真犯人にたどり着けるかもしれませんが、ここにいるのは物理法則など無視する魔術師たち。実際、蒼崎も現場が密室ではあるが、外部から犯行を行う方法はいくらでもあるといわんばかり。お目付役となったロード・バリュエレータを連れて現場を調べるライネスですが、彼女自身もそれを感じたようです。

そこで剥離城アドラの事件のときにロード・エルメロイが言っていた、フーダニットとハウダニットは魔術師の関わる事件には意味が無い。だけどホワイダニットは例外かもしれないという言葉を思い出すグレイ(とライネス)。
魔術師相手では、犯行を誰がどのように実行したのかを知るのは至難の業。ならば動機から当たれば良いと推理の糸口を掴みます。

次号からはいよいよ本格的に事件の推理がスタートしそうで、推理小説好きとしては楽しみです。

三部けい(著)『夢で見たあの子のために』 第22話

「火の男」のアジトの一つを見つけた千里と恵南。しかし、そのアジトは放火され、すべて燃えてしまいました。どうやら犯人は「火の男」に恨みをもつ一味のようで、若園が以前千里たちを助けるために流した情報をもとにやってきた様子でした。

初めて具体的な手がかりを掴んだと思った矢先にそれが燃えてしまった千里たち。しかし、ここで得た情報をもとに「火の男」の正体を推理することができました。

千里の父親そっくりの顔をした「火の男」。どうやら「火の男」は千里の父親と双子だったようです。ただ、千里自身は父親に兄妹がいることをまったく知らなかったことから、顔が父親そっくりだと言うこと以外に手がかりはありません。

もう一つの一登が残したハズの写真ですが、この写真を見ても具体的な手がかりがありません。一登がなぜこんな写真を残したのか訝る千里たち。写っている人物からも相当時間が経っているようですし、ここに現在の「火の男」に関する情報があるようにも思えませんが果たして?

場面は変わって「火の男」と一登の現在。どうやらまた殺しをしたようで、多額の金を見てニヤける「火の男」。しかし、一登は浮かない表情をしております。

引用:三部けい(著)『夢で見たあの子のために』ヤングエース2019年7月号 799ページより

「火の男」が千里の話しをすると険しい顔に変化があった一登。以前、千里の様子を見に行ったようで、元気そうな千里の様子を見て嬉しかったとのこと。一登は多くの人を殺めていますが、それでも千里だけは特別なのは変わらないようです。

しかし、視覚の共有は一登から千里への一方的なものであることはすでに判明しており、千里が自分を捜し回っていることを果たして一登は知っているのでしょうか。「火の男」と間近にいる一登に千里が近づいたとき、どんなことが起こるのか、いずれにしてもかなり危険なのは間違いないでしょうか。

そして、千里のことを話している一登が突然意識を失い倒れてしまいました。心配そうに一登に呼びかける「火の男」。いったい一登の身になにが起こったのか。まだまだ謎が多い展開が続きます。

武中英雄(著)『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界 アガルタ アガルタの女』第6話

女が男をとことん支配するアガルタ。そのアガルタを支配する三国の一つ、女海賊の地イースに乗り込んだ藤丸たちでしたが、結界により本来の力が発揮できずにピンチに陥ってしまいます。

そこへ突如、不夜城のアサシンが姿を現します。先ほど藤丸たちと一緒にいた女の子の正体が不夜城のアサシンだったようで驚く一行。どうやらアサシンの気配遮断スキルにより正体を隠していたようです。

引用:武中英雄(著)『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界 アガルタ アガルタの女』ヤングエース2019年
7月号 140ページより

何のようだとアサシンに問うイースのライダーですが、イースを滅ぼす前に見物に来ただけというアサシン。ライダーの結界により力を出せないのはアサシンも同じだろうに余裕綽々といった感じ。それもそのはず、アサシンの手にはライダーの結界の術式核となる箱が握られており、それを開いたことでライダーの結界は消滅してしまいました。

これで藤丸たちも本来の力が出せるようになり形成は逆転。アサシンはライダーの始末を藤丸たちにまかせて逃走してしまいました。なんだかアサシンにいいように利用されているようにも感じますが、ピンチを救われたのもまた事実ですから、このままライダーを撃破してもらいたいところですね。

早見和真・大沢形画(著)『小説王』 第9話

厳しい出版不況の中、色々なことに悩みながらもあがく編集者と作家の物語・『小説王』の第9話。

ようやく新作「エピソード」を書き始めた豊隆。その小説の冒頭を読んだだけで、これは直木賞が狙える傑作だと感じた俊太郎でしたが、意気揚々と榊編集長に報告に行くとそこで待っていたのは「小説ゴッド」の休刊という現実でした。

どうやら俊太郎は榊と殴り合いまでしたようですが、当然「小説ゴッド」の休刊は撤回されるはずもありません。仕方なく休刊を内山に報告する俊太郎と榊。内山の書きかけの作品には別な媒体を用意するという榊ですが、当然内山は激怒します。

しかし、この内山の激怒は自分の作品についてではなく、豊隆の作品が掲載されないことへの怒りでした。内山は大御所のため「小説ゴッド」が休刊しても別媒体が用意されるでしょう。しかし、豊隆はオマケみたいなものですから、「小説ゴッド」が休刊なら豊隆の作品なんてどこにも載りません。

さんざん作家を焚きつけて作品を作らせたと思ったら不況だからもういらない、では筋が通らないでしょう。内山の怒りももっともです。しかし、雑誌側もボランティアではありませんから部数が見込める作品ならば刷るでしょうが、それがなければ貴重なお金を使ってバクチをすることもないでしょう。クリエイティブな仕事では、なおさらありがちな話しですね。だから、どちらが正しいとも言えません。

しかし、内山の怒りは収まらず、もしこのまま豊隆の作品が出ないのなら、もう自分も書かないと言い出します。

早見和真・大沢形画(著)『小説王』 第9話 ヤングエース2019年7月号 650ページ

引用:早見和真・大沢形画(著)『小説王』 第9話 ヤングエース2019年7月号 650ページより

豊隆は今回の『エピローグ』が自分の最後の作品だと思っているだろうから、それを潰さないでくれと言う内田。自分の事ではなく豊隆のためにここまで怒るというのは、同じ作家としてだけでなく豊隆の実力を認めているから何でしょうね。

この言葉に覚悟を決める俊太郎。豊隆を自宅に呼び、正直に「小説ゴッド」が休刊になったことを話します。この事自体にはさして驚かなかった豊隆でしたが、さすがにどんな形で自分の作品が出版されるか、そもそも本当に出版されるのかすらわからないという俊太郎のセリフには愕然とします。

迷う豊隆に、あと少しオレを信用してくれと頭を下げる俊太郎。ここまでの話しではとても信用なんてできませんが、自分のこれまでの経験から俊太郎を信じた豊隆。これを聞いて豊隆の作品を世に出すため、やれることは何でもヤル決意をした俊太郎はとある場所へ向かいます。

八方ふさがりのようにみえるこの状況をどうするつもりなのか、次号が楽しみです。

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