「ヤングエース」2020年1月号を買ってきました

ヤングエース2020年1月号の表紙は夢で見たあの子のために
引用:ヤングエース2020年1月号 2019年12月 KADOKAWA発行 表紙より

「ヤングエース」2020年1月号を買ってきました。いくつか連載作品をピックアップしてレビューしていきます。

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ヤングエース 2020年1月号

表紙は『夢で見たあの子のために』。これまで警察に尻尾を掴ませなかった一登や火の男でしたが、一登が事故を起こして病院に救急搬送されたことでついに警察に補足されてしまいました。物語が大きく動き出しそうな展開に目が離せません。

ヤングエース2020年1月号の表紙は夢で見たあの子のために

引用:ヤングエース2020年1月号 2019年12月 KADOKAWA発行 表紙より

]次号付録情報では、『であいもん』と『ブスに花束を。』のコラボポスターが付くそうです。作風のまったく異なる二作品ですが、お正月にピッタリな描き下ろしということで期待できそうです。

引用:ヤングエース 2020年1月号 3ページより

次号からの新連載情報にはヤングエースでは『万能鑑定士Q』でお馴染みの松岡圭祐先生原作の『高校事変』のコミカライズがスタート。割とハードな作風ですが、マンガでどう表現されるのか注目です。

引用:ヤングエース 2020年1月号 4ページより

五十嵐藍(著)『山田とせんせい』第1・2話

最初のレビューは、あの『鬼灯さん家のアネキ』シリーズの五十嵐藍先生の新作『山田とせんせい』。ギャグ路線ではなく、『ワールドゲイズ クリップス』路線のちょっと不思議ちゃんがヒロインの作品ですが、主人公がかなり強烈な性格をしております。

初回はいきなり1話と2話のダブル掲載。かなり力が入っていますね。前作も前々作もファンだったのでとても期待しております。

引用:五十嵐藍(著)『山田とせんせい』ヤングエース 2020年1月号 28~29ページより

期待しておるんですが、いきなり主人公が苦手なタイプです。主人公は高校の教師である高橋孝雄32歳。いつもイライラしており、非常にキレやすい性格。

引用:五十嵐藍(著)『山田とせんせい』ヤングエース 2020年1月号 33ページより

おまけに初対面のヒロインに色々命令したり、意味も分からず泣き出したりするとても怖い人物です。自分の感情をまったく制御できないのか、些細な事で心のバランスが崩れてしまい、そうなると周りに当たり散らすか泣くことでしかリセットできないようです。

引用:五十嵐藍(著)『山田とせんせい』ヤングエース 2020年1月号 48ページより

それにしてもキレすぎて気絶するとか、よくこの年まで生きてこれたなと思います。しかも、そんな人物が教師をやっているのですから不思議です。

引用:五十嵐藍(著)『山田とせんせい』ヤングエース 2020年1月号 74ページより

イライラが収まり気持ちがリセットされると冷静になるようで、その時は人に謝ったりもできる常識的な人間のようです。でも、個人的には少なくとも1・2話ではまったく共感できる描写がありません。あまりに突拍子もない性格というか、現実にいたら絶対ヤバい犯罪をする危険人物といった印象がさきにきてしまい、マンガなのに感情移入できませんでした。これで直接暴力をふるうキャラだったら、まったく受け付けないでしょうね。

そんな高橋に毎回付き合わされるのが本作のヒロイン山田ちゃん16歳。高校1年生の美少女で、どこぞで寝っ転がっていた高橋を見つけたところから、彼と休み時間の短いあいだだけ一緒にいることになります。

引用:五十嵐藍(著)『山田とせんせい』ヤングエース 2020年1月号 77ページより

高橋を怖がりながらも泣き出した彼を慰めたり、常にイライラしている彼を笑わせようとしたりとずいぶん変わった性格のようです。

一緒にいるうちに“寂しい”と言う高橋に、優しくしてあげるという山田ですけど、なぜそんなに高橋に接触するのかよくわかりません。“理屈じゃないんだよ”とは高橋に対して言った山田のセリフですけど、彼女自身も“理屈じゃない”のかもしれません。

引用:五十嵐藍(著)『山田とせんせい』ヤングエース 2020年1月号 92ページより

高橋の性格がかなりキツいので正直読み続けるかどうかわかりませんが、今後の山田との関係がどうなっていくのか気にはなりますので、次回に期待しております。

三部けい(著)『夢で見たあの子のために』第27話

事故を起こし、病院に担ぎ込まれた一登。頭部に弾丸が残っていたために警察に通報されることになってしまいました。三つ目としてネズミとともに警察にマークされている一登。事件を起こしても尻尾を掴ませなかった彼らに、ついに警察の手が伸び始めます。

ずっとネズミを追っていた警察の動きは素早く、連絡を受けた駒津と多治見は一登が所持していた免許証が偽造品であったことと、頭部の弾丸でこれが三つ目であることを確信します。多治見は駒津の依頼で病院へ向かいますが、若園にも連絡をとり、彼と二人で病院のある茂原へと向かいます。

しかし、多治見の独断らしいですけど、ネズミに強い恨みを持つ若園を貴重な手がかりである三つ目に会わせるのは危険すぎるような気もします。それとも、事件の細部まで知っている若園がいたほうが確実にネズミに迫れるとの考えでしょうか?

病院に到着した多治見たちでしたが、そこで突然爆発が起きます。これを瞬時に陽動と見抜く若園はさすが。多治見が若園を連れてきた甲斐があったということか。とにかく、爆発現場を後回しにし、一登がいるはずのICUへ向かう若園と多治見。でも、若園はその隣にあるHCUへ突入します。

なお、自分も最近ICUとHCUの両方に行く機会があったのですが、ICUが「集中治療室」でもっとも重症度の高い患者、HCUは「高度治療室」と呼ばれICUほどではないにしろ一般病棟では治療の難しい患者向けの施設とのことです。色々細かいですね。

そのHCUの扉を蹴り飛ばす若園。ですが、そこにいるはずの一登の姿はどこにもありませんでした。窓ガラスが破られていることから、外から誰かが一登をさらったようです。

引用:三部けい(著)『夢で見たあの子のために』ヤングエース 2020年1月号 453ページより

あと一歩というところで一登を捕らえられなかった若園。ですが、多治見は丸腰と思っていた若園が拳銃を所持していたことに不信感をもったようです。

過去の描写からモデルガンを含めて銃器に詳しそうな描写のあった若園ですので、これが本物かわかりませんが、とにかく若園が一登にあったときにどういった行動をとるのか、これでまったく予測できなくなりました。あくまで最終目的はネズミである「火の男」でしょうけど、一登に対してどんな感情を若園が持っているのか、それによっては捜査を台無しにする可能性もありますね。

姫乃タカ(著)『STEINS;GATE 0』 第38話

ラジ館屋上で謎の集団に襲撃された鈴羽とまゆり。圧倒的不利な状況のなか、突如乱入したかがりが人間離れした動きで敵を次々となぎ倒していきます。

一方その頃、岡部はラジ館の屋上へと向かう階段の途中で、レスキネン教授と出会います。あまりにも不自然な場所での再会でしたが、彼こそがストラトフォーであり、鈴羽がきた未来で洗脳による卑劣な人体実験を数多く繰り返して【ワルキューレ】から“教授”と呼ばれ恐れられたマッドサイエンティストでした。

引用:姫乃タカ(著)『STEINS;GATE 0』ヤングエース 2020年1月号 287ページより

それまで子供っぽいながらも非常に知的で頼れる人物だと思われていたレスキネンですが、まさか非人道的な実験を繰り返す悪魔のような人物だとは思いませんでした。かがりを洗脳したのも彼であり、ここは原作でも非常に驚いたところでしたね。

恐ろしいのはこれまで岡部たちに見せていたレスキネンの善人面が演技でも何でもないということ。彼は人懐っこい性格と、目的のためには人の命を何とも思わない悪魔のような性格の二面性をもっているのです。味方だったら非常に頼もしい人物だと思うのですが、敵だとこれ以上ないくらい危険な人間ですね。

レスキネンに対して岡部は隙を見て体当たりして、彼を階段から突き落とします。そして、ラジ館屋上へとたどり着いた岡部が見たのは、敵兵をめちゃくちゃにした血まみれのかがりでした。彼女の人間離れした攻撃力であれほどいた敵兵は無残にも殺され、彼女自身も致命傷を負っていたのです。

まもなくかがりは、まゆりを心配する言葉を残して絶命。衝撃を受ける岡部でしたが、それでも今は一刻も早くタイムマシンを何とかしなければと焦るのでした。

が、起き上がってきたレスキネンから聞かされたのは、まもなくタイムマシンをめぐってアメリカもロシアも日本も戦いを開始するということ。ついに恐れていた第三次世界大戦が始まってしまうという、絶望的な言葉でした。

急転直下、目まぐるしい展開の連続ですが、さらに鈴羽からこれからまゆりと過去へジャンプすると言われ同様する岡部。前後の事情がわからないですから混乱するのも無理ないですが、さらにまゆりまで過去へ行くと言われ焦るばかりです。説明している時間がないのは承知ですが、ダルからの新しいミッションの話しくらいはちょっとでもしてほしかったでしょうね。

そうこうしているうちにタイムマシンに乗り込む鈴羽とまゆり。自分の気持ちをメールに残して、まゆりは過去へとジャンプしていきます。ところが、今まさにジャンプしようというタイムマシンに向けて、攻撃ヘリからのミサイルが飛んできます。

これがジャンプ直前のタイムマシンを直撃。岡部はわけのわからないままタイムマシンを破壊され、すべてを懸けて守ったハズのまゆりまで死なせてしまいました。まゆりを守るために紅莉栖を犠牲にして世界戦を移動してきた岡部にとっては、これ以上ないダメージを負う一撃です。

でもこの世界線だとまゆりも鈴羽も2036年まで生きているはずなんですけど、岡部が直接死を観測していないからOKなんでしょうかね?時間設定が複雑で自分にはよくわかりません。

とにかく、シュタインズゲートゼロが始まってからずっと危惧されてきた第三次世界大戦がついに始まってしまいました。岡部の取るべき選択はいかに・・・というところで次回に続きます。

タスクオーナ(著)『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』 第54話

柳洞寺でアサシンと対峙するセイバー。しかし、アサシンの様子はどこかおかしく、さらに正体不明の危機感がセイバーを悩ませます。

本来、対サーヴァント戦では最弱といっていもいいアサシンが、なぜか最強の一角であるセイバーを前にしても焦らないというのは不可解ですが、アサシンとの会話により士郎に危機が迫っていることを聴かされ、モタモタできないと悟ったセイバー。『風王鉄槌(ストライク・エア)』で一気にアサシンを片付けようとします。

が、これがアサシンの計略で、『風王鉄槌(ストライク・エア)』を利用して立ち位置を逆転。ランサーを葬った影のいる場所へセイバーを放り込むことに成功します。

引用:タスクオーナ(著)『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』ヤングエース 2020年1月号 513ページより

士郎がピンチとはいえ、十分何かあると思っていながら決着を急いでしまったのがセイバーの敗因でしょうか。士郎を守るどころか、自分が消されてしまうとは想像もしていなかったでしょう。身動きがとれなくなったセイバーへ、アサシンの法具が迫ります。

ランサーですらやられてしまったこのアサシンの攻撃に、果たしてセイバーがとる手段はあるのか、次号に続きます。

東冬(著)『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』第25話

双貌塔に攻め込んできたアトラム・ガリアスタ。Fate本編では出番がなかった彼ですが、ここではわりと強キャラっぽい登場で活躍が期待できそうです。

主であるバイロン卿も対抗しますが、数的に不利な状況は覆せず、このままではやられてしまうのも時間の問題。と、そこへスヴィンとフラットが戦闘に参加。強力な魔術の使い手ながらも予測できない動きに、アトラムの配下たちは苦戦しますが、今度はアトラムが戦場に到着。彼の登場により、戦場はさらに混沌としてきました。

一方、ロード・エルメロイⅡ世は、事件のヒントとなる話しをグレイから聞かされていました。フードをとったグレイの顔は、あのセイバーであるアルトリア・ペンドラゴンにうり二つ。作られた顔である自分が鏡を見ることが怖かったように、黄金姫も同じだったのではと語るグレイ。

その話しを聞いてなにかを閃いたらしいロード・エルメロイⅡ世。いよいよ事件の真相に迫る推理がきけそうです。

引用:東冬(著)『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』ヤングエース 2020年1月号 151ページより

しかし、Fateシリーズではおなじみのセイバーですが、形を変えてだいたいどの作品にも登場するのがすごいですね。さすがドル箱。『事件簿』でもまさかグレイの素顔がセイバーと同じとは思いませんでした。

でも、その顔をグレイが嫌っているというのが、個人的には面白いです。グレイのこうした悩みが作品の中で解消されることがあるのか、原作を全部読んでいないので気になります。漫画版がシリーズ全部をやるかはわかりませんけど、グレイは主人公の一人でしょうからぜひとも描いてもらいたいですね。